2020年1月21日火曜日

否定と肯定のプロセス



こんにちは。


久保田隆介です。






これから開業を考えている人には、
前回の記事(及び記事内の過去リンク)
確実にお勧めなので、
ぜひご覧になってください。






さて、
“症状”っていうのは、
いろいろな刺激で変化が出ますよね。






それこそ、
どんな痛みでもしんどさでも、
ほとんどの施術家が、
何かしらの変化は出せるケースが
多いと思います。


それに対して、
一応いろいろな理論があるわけですけど、
その理論は
間違っているケースがほとんどです。

※間違っているというより、
 複合的な関連要素が考えられるため、
 100%正解ではないので、
 そればかりに心酔するべきではないということ。






なぜそんなことが言えるの??


って思うかもしれませんが、
普通に考えてそうなんです。


普通に考えて。






まず大前提として、
ほぼすべての症状が
複合的な要素で構成されているということ。


複合的な要素で
構成されているわけですから、
当然一辺倒な対処法で十分なはずがないし、
各要素の“割合”が
一定であるとも限らないということです。






また、
何かしらの事象を証明するにあたって、
肯定することは難しくても、
否定することは
簡単なケースが多いということ。


ここが理解できていない人が
非常に多いと思います。






それこそ、
徒手アプローチによって
なまじっか変化が出てしまうので、
その変化と理論をこじつけて
肯定しようとする人がほとんどです。


しかし、
とある“理論とテクニック(=A)”によって
変化がみられたとして、
それを単一要素によるものとして
肯定するのであれば


Aでしか変化が出ない


Aを基にアプローチするとして
それ以外の要素の関与は考えられない


このふたつが必須条件になります。






逆に、
否定するのであれば


A以外でも変化が出る


という時点で、
少なくとも完全肯定はできない
ということが言えます。






様々な理論とテクニックが
まことしやかに提唱されていますが、
例外なく、
もっと俯瞰するべきだと思いますし、
何よりほとんどの施術家が、
変化率にとらわれて盲信していることを
もっと恥じた方が良いと思います。






あなたが
「この先生、細かいことまで詳しくてすげー!!」
って思っているような先生でも、
答えを断定しているようであれば、
その理論が細かければ細かい程、
実は凄そうで凄くない人が多いんです。


エビデンスだって、
不変的であるならばともかく、
往々にして矛盾もあれば、
覆されることもあるものです。






だからこそ、
“答えっぽいこと”を教わることよりも、
考え方とそのプロセスを共有することの方が
余程尊いということです。


残念ながら多くの人が、
“答えっぽいこと”であるにも関わらず、
“真の答え”だと思って
ありがたがってしまうことこそが、
業界全体の重大欠陥であるということです。


要は何も考えてない
ただのアホが多過ぎるっていうこと。
何なら自分がアホだっていうことに
気付いてないカスが多過ぎるっていうこと。






もちろん“お勉強”は大事なんですけど、
“考えること”の方が、
分野横断的に視野を広げるにあたっても、
余程重要であるということが、
もっと多くの人に伝わりますように。






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それでは。


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