2020年2月29日土曜日

多角的視点の欠落??



こんにちは。


久保田隆介です。


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何度も書いているようなことですが、
わかっていない人が圧倒的に多そうなので、
簡単にまとめてお伝えします。






例えば、
とある治療テクニック『A』において


Aで良くなる人もいれば


Aで良くならない人もいる


ということは、
いくらでもあると思います。






それに対して


Aは最高なんです!!


あるいは


Aなんて全然ダメだ!!


なんていう単一視点しかないとすれば、
それはどちらにせよ、
甚だ不十分だということになります。






前者については、
○○テクニックとか○○メソッドなどの
団体にありがちです。






これも以前にも話題にしたことですが、
スポーツにおける


選手ファースト


なんていう考え方についても、
あまりにも選手に対して
過保護的な扱いばかりしていると、
それと比例するかのように、
商業的な価値が薄れていくわけです。


世の中的にスポーツに対する
偽善的意見を述べている人というのは、
往々にして経営的(経済的)視点が
欠落しているケースがほとんどです。






それこそ、
ここ数日は新型コロナウイルスの影響で、
各種ライブやイベントの開催についても
話題が尽きない状況になっています。






そこで、
あるアーティストが開催を見送ったとなれば


観客のことを考えていて素晴らしい!!


勇気ある決断だ!!


みたいな感じで、
英断であると讃えられがちです。

どっちみちただの風邪だって言ってんだろ。
思考力の欠落したゴミどもが。






しかし、
そこで賛辞を送っている人たちは


ライブスタッフとしての収入が得られなくて
生活困窮してしまう日雇いスタッフが
いるかもしれないことを考えたのか??


イベント運営企業が大ダメージを負って
経営難に陥るかもしれないことを考えたのか??


払い戻しに関しても、
それまでの準備にかかった経費については
少しでも考えたのか??


などなど、
この辺りについては、
恐らくほとんどの人が考えていないと思います。






今回の騒動に関しては、
医学的問題を飛び越えてしまって
社会的要因があまりにも拡大しているので、
何が正解なのかは、
それこそ立場によって異なると思います。


ですから、
何が正解かという議論をしたいのではなくて、
あなたが肯定する視点“以外の視点”から考える
感性が持てているかという話です。






簡単な例え話で言えば、
治療院の予約が3件入っていたとして


その3件の枠それぞれに、
別の人からの予約希望もあって、
断っていたとします。


それが3件とも当日キャンセルになったら、、、


ということです。






経営的に潤沢な状況であれば
何の問題もないかもしれません。


しかし、
ギリギリの経営状態だったとしたら、
かなりの痛手になりますよね。






それが、
自分の治療院の仕事については


当日キャンセルなんてあり得ない!!


とかって文句を言うくせに、
ライブやイベントについては


払い戻しできないの?!
あり得ない!!


とかって騒いでいる人もいて、
その都合の良さに、
その人の人間性と思考力の乏しさを
感じざるを得ません。






そんな話題で騒いでいる個人事業主も、
自分がサービスを受ける側になると、
意外とドタキャンしたり、
理由も言わずにキャンセルしたり、
結構していると思います。


お恥ずかしながら、
自分もそういうことはあります。


もちろん、
主催者がいる飲み会とかであれば、
行けなくなってもお金は払いますけどね。






他には、
例えば政府の判断にしたって、
単純に賛否両論あるでしょう。


あなたの周りに、
あなたに賛同する人がいれば、
あなたの意見が
“肯定されるべき多数派の意見”であると、
あなたは勘違いすると思います。


しかし、
それは少しズレていることも多くて、、、


あなたの周りに、
あなたに賛同する人が多くいる確率は
非常に高いわけであって、
それこそ統計的信憑性なんていうのは
甚だ不十分なわけです。


だからこそ人は、
話が合うコミュニティを好むということも、
ある意味真理だとは思いますが。






どんな内容に対しても、
賛成派もいれば、反対派もいる。


それ以上でも、それ以下でもないと思います。






そう思いませんか??






多角的視点を持つことって、
ひとつの能力だと思っています。


ですから、
タイトルにあえて“??”を付けたのは、
欠落と言って良いものなのかどうか
わからなかったからなのですが、、、






確実に言えるのは、
単一視点しかない人が多い。


つまり、
客観性に乏しい人が多い。


ということです。






我々の業界でいえば、
やはり、
治療とか評価とか、
それ以前の問題に依存しますね。






それでは。


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2020年2月28日金曜日

多くの施術家にありがちなアスリートフィルター。



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久保田隆介です。


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SNSを眺めていて、
立て続けに同じような投稿を見掛けましたので、
今回はそのネタで行こうと思います。






どんな投稿かと言いますと、、、






アスリートの身体を触って


アスリートの身体は凄い!!


筋肉が柔らかくてしなやか!!


筋肉の質が良い!!


みたいな発言をしている
施術家の投稿についてです。





私もこれまでに、
日本代表から、
各競技のトップ選手まで、
何名も関わらせてもらったことがあります。


その経験から言うと、
みんな良くも悪くも“普通”でした。






柔らかい部分もあれば、
硬い部分もあるし。


可動域が狭い部位もあるし。


疲労が溜まれば張るし。






一般的に“良い”と言われるような
部分的な要素を切り取って


さすがトップアスリート!!


なんて思ってしまうのは、
甚だ視野が狭いというか、
それと同じようなアドバンテージを
素人が持ち合わせているケースだって
十分にあり得るわけです。






トップアスリートバイアスというか、
そういったフィルターにかけて見てしまうような
施術家は非常に多い印象があります。


傍から見ていて、
そういったバイアスやフィルターにかけて
見てしまう程度のレベルなんだなーと、
SNSを見ていて感じざるを得ません。


何より舞い上がっていて、
客観性に乏しいように思います。






もちろん、
素晴らしい状態の選手もいると思います。






ただ、
日本代表やトップレベルであるにも関わらず、
むしろ素人よりも酷いような
組織の質感の選手がいることも事実です。






それでも、
バイアスやフィルターが過剰だと


筋肉が硬い
⇒非常に弾力がある!!


可動域が狭い
⇒これは弾性パワーが発揮しやすそうだ!!


関節周囲組織が硬い
⇒これは安定性が高そうだ!!


なんていうような思考になりそうで、
むしろ危険な気がします。






良い部分も、悪い部分も、
あくまでも
“評価対象のひとつ”でしかありません。






筋肉が触って硬くても、
十分に調子が良い人もいます。


逆に、
筋肉が柔らかくて可動域が広くても、
不調な人はたくさんいます。






クライアントのモチベーションを上げることは
非常に重要なことだと思います。


良い部分を前向きに自覚させてあげることも
非常に重要なことだと思います。


しかし、
身体のプロであるにも関わらず、
相手がアスリートだというだけで舞い上がって、
客観性を欠いているようでは
五流プロでしかないということです。






あとはよくあるのが


〇〇選手、めっちゃ良い人!!


みたいな話も然りです。






別にそれも、
その選手を否定する気は1mmもないですけど

「それ、全然普通じゃない??」

というレベルのエピソードを
嬉しそうに投稿している人も多いです。


それもまさに、
アスリートフィルターだと思います。






アスリートに限らず、
芸能人とかも然りです。






もちろん、
人間性に優れたアスリートや芸能人だって
いくらでもいると思います。


でも、
それこそ素人でも良い人はたくさんいます。


トップまで登り詰めた人だからこそ
人間性も良いんだなー!!


みたいな発想は、
甚だ因果関係の誤認でしかありません。






あなたは、
相手が誰であるかに関わらず、
適切な対応ができていますか??






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2020年2月27日木曜日

マスメディアは崩壊していなかった。



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久保田隆介です。


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さて、
ここ1年くらいのうちに
よく言われていたことですが


もうテレビ(マスメディア)は終わった


これからはYouTubeの時代だ


これからはSNSの時代だ


なんていうようなことを
あなたも一度は耳にしたことがあると思います。






現実的なことで言えば、
芸能人やお笑い芸人なども
次から次へと
YouTubeに参入しています。


コンプライアンスが緩いこともあって、
テレビよりもおもしろいコンテンツを
配信している人もたくさんいます。






社会的な問題についても、
誰にも忖度なく言いたいことを言えるわけで


確かに、

これからはYouTubeやSNSの時代かも、、、


テレビももう終わりかな、、、



そんなふうに思う節も多々ありました。






しかし、
今回の新型コロナ騒動のせいで、
その思考もぶち壊されたような気がしています。






ただの風邪で、
ご存知の通りの社会的パニックが
引き起こされているわけですからね。






これは、
“影響力”という意味では
単純に凄いことだと思います。






今回の件に限らず、
YouTubeやSNSでも、
様々な話題がバズることがあります。


しかし、
良くも悪くも、
まだマスメディア程の影響力はありません。






では、
片やYouTubeやSNSで
数万~数十万件の拡散があることよりも、
なぜマスメディアの方が
未だに影響力があるのか??






あなたはどう思いますか??






ここで私なりの答えを書いたところで
特に何のメリットもないので書きませんが、
そういうところを深堀りして
考える習慣がないと、
あなたがYouTubeやSNSを頑張っても
実益には繋がりにくいと思いますよ。






治療院の
経営、集客、ブランディング、
何かお困りではありませんか??






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2020年2月26日水曜日

与えても、与えられん。



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与えよ、さらば与えられん。


という、
新約聖書からの有名な言葉がありますよね。






ビジネスにおいても、
まずは相手に与えるところから。


相手に尽くせば、
いつか必ず返って来る。


なんて、
豪語する人も多いと思います。






しかし、
その“いつか”を待っていて、
待ちくたびれて死にそうになることが
これまでにも多々ありました。


ギリギリ生きてますけど。






一般的には

□ギバー(Giver:与える人)

□テイカー(Taker:もらう人)

という言葉で、
双方が表現されることが多いと思います。






しかし、
自分のこれまでの経験で言うと、
与えても返ってくる率は、
ザックリ10%にも満たないと感じています。






いや、
言い過ぎました。

10%どころか、
1%くらいですかね。






99%以上の人は、
ただのクレクレ君であって、
“ギバーへの還元なんて1mmも考えないテイカー“
ということで間違いないと思います。






例えば、
情報発信にしても然り、
相手のためと思って
何かサービスを提供してあげても、
その恩義を感じる人って、
本当に少ないです。






では、
どういう人が
“ちゃんと還元するテイカー”
なのかと言うと、


相手の背景まで読み取ることができる人


に他ならないと思っています。






例えば、
何かしらの手助けでも、情報でも、サービスでも、
そこでギバーが与えてくれたことには、
そのギバーの何かしらの労力が掛かっています。


それは、
お金かもしれない。


時間かもしれない。


知的財産かもしれない。






しかし、
そこに対して
『何かを返そう』という感性がないから、
純然たるテイカーになってしまうわけです。






では、
その感性の乏しさが
どこから来るのかと言えば、
それは逆説的に


相手の背景まで読み取ることができない



ということになるわけですが、
結局我々の仕事で言えば、
そんな人が
問診とか集客をしようとしたところで、
その精度も低くて当然だと思うんですよね。






それなのに、
そういった根本的な部分には目もくれず、
ハウツーには群がるわけですから、
そりゃー業界全体がミーハーでも
当たり前と言えば当たり前なわけです。






そして、
またこの記事を読んだところで

「おめーのことだよ!!」

っていう人から
“いいね!”されることでしょう。






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2020年2月25日火曜日

無駄な倫理観。



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どこを見ても、
話題は新型コロナウイルスのことばかりですね。






素人が騒ぐのは仕方がないですが、
素人でも気付けるようなレベルの低いデマを
シェアしている同業者を見ると、
なんだか悲しくなります。






ここ数日のうちに、
武漢の医師からの情報ですとか、
信憑性のある対策ですとか、
そんな文章をSNSでシェアした人はいませんか??


とりあえず、
自分が低リテラシーだということを
自覚すべき人が多過ぎます。


素人はそれでも仕方がないです。
柔整師等々がそれだと論外だと思います。






そもそも論ですが、
誤解を恐れずに言えば、
人類が大量死することだって、
自然の摂理の中では
たまにはあって然るべきだと思います。
(って言う程死んでないけど。)






人は死ぬのが当たり前。






過剰になれば自然淘汰されるのも当たり前。






不慮の事故とか、
そういうのは悲しいですけどね。






痛みもあって当たり前。






“死”にしても

“痛み”にしても

無駄な倫理観とか
群集心理に邪魔をされてしまうと、
本来真理であることも見えなくなってしまいます。






それも、
素人が真理が見えなくなるのは仕方がないです。


ましてや、
新型ウィルスのことについては、
専門家でもわかり得ないこともあるでしょう。






しかし、
少なくとも“明らかなデマ”には気付けます。


素人に情報を与える立場の人間が、
デマで盛り上がるのは、
あまりにも恥ずかしいと思いますよ。






だから、
そんな思考レベルの人たちが、
ハウツーテクニック、解剖学、栄養学、
あるいは治療方面に限らず
経営系のノウハウについても然り、、、


何をいくら勉強したところで、
それが本当の意味で
適切に活用されることはないし、
それ以前に考えるべきことが
もっとあるはずだということを
このブログでは書き続けているわけです。






まぁ何を言ったところで今日もまた、
デマに踊らされ、
ハウツーテクニックの広告に踊らされ、
踊らされていることにも気付かないような
思考力の欠落した人たちには、
この記事の内容もスルーされることでしょう。






“いいね!”して、
わかった気になってんじゃねーぞ。






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2020年2月24日月曜日

それは魚じゃなくてタコですよ。



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久保田隆介です。


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魚を与えるよりも、
魚の釣り方を教える方が良い。


そんな話を、
あなたも一度は聞いたことがあると思います。






その格言を誰が言ったとか、
こんな意味だろうとか、
それぞれ諸説あるようですが、、、






シンプルに解釈すると、
目先の利益にとらわれるよりも、
“生み出す力”を身に付ける方が
余程永続的なメリットがあるということです。






それをこの業界に置き換えると


物凄いキャッチコピーの教材を買うとか


流行りのテクニックセミナーに行くとか


スレが盛り上がっている情報に群がるとか


それらはすべて、
『魚を与えられているのと同じ』なんです。






ここで多くの人は勘違いをします。


教材を買えばずっと見られるから
これは“魚の釣り方”になるぞ!!


テクニックは減るもんじゃないから
これは“魚の釣り方”になるぞ!!


教材もセミナーも
理論と考え方から教えてくれるから
これは“魚の釣り方”になるぞ!!


っていう感じで、
“魚の釣り方の捉え方”が
そもそもズレているんですよね。






釣り方も、
魚によって様々だし、
準備の行程も非常に細かいんです。

※釣りのことはまったく知りません。笑






多くの人が、
そこで講師が言ったことに
疑問を持つという感性がありません。


つまり、
間違っているかもしれないという
前提を持つこともなく、
そこで教わったことを信じるがゆえに、
それが“魚の釣り方”とは程遠いとしても、
そうとは気付かないということが多いんです。






そうは言っても、
こんなことを書いたところで


気付くべき人程気付けない


っていう物理的構造になっているので、
書いても意味ないんですけどね。






ですから、
度々苦言を呈するような記事を書いて、
“いいね!”を付けてくれる人がいても

「あんたのことを言ってるんだよーーー!!」

っていうことは、
残念ながらよくある話です。






それこそ、
現実的に考えると、
素人が釣り方を教わったところで、
釣れるとも限らないんですけどねwwwww






だったらせめて、
お金を出して魚を譲ってもらうくらいは
してほしいんですけど、、、


魚を買ったと思ったのに、
実は売れ残ったタコを持たされていて、
それが魚ではないと気付くこともなく、
家に持ち帰ってしまう人もまた、
この業界には非常に多いのです。






そして、
気付かないがゆえに、
堂々巡りなのです。






わかる人にだけ、
わかってもらえれば良いです。






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2020年2月23日日曜日

群集心理に覆われた、俯瞰力と客観性の欠落。



こんにちは。


久保田隆介です。


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4/19(日)札幌セミナー
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例えば


他者を否定する人って嫌だよね~


なんて言っている人がいるとします。


しかし、
それは視点を変えれば、
否定している人を
否定していることに他なりません。


要は、
ポジショントークをしているようで、
同じ穴の狢なのです。






最近は、
新型コロナウイルスの件もあって、
他者の対応などに関して、
是非が分かれるようなシチュエーションも
非常に多く見受けられます。






ここでは、
ウイルス自体への言及は避けますが、、、
(対応が面倒くさいだけですw)






多くの人が、
メディアの情報に対して
あーでもないこーでもないと
好き勝手言っていますが、
自身の管理が及んでいる環境の中で
最大限の対応をしているのか??


と言えば、
ほとんどの人がしていないんですよね。






そもそも、
対応する必要があるのかどうかはさておき


他人に文句を言うのであれば、
自身は最大限に実施しているのか??


っていうだけの話です。






メディアでもSNSでも、
盛り上がれば盛り上がる程、
やはり多くの人が低リテラシーなのだと
教えてくれる教材になります。


おもしろい反面、
残念な人ばかりですが。






そんな人たちが、
治療やトレーニングなどの勉強をして、
サービス提供しているわけですから、
まぁその質もたかが知れていますよね。






それこそ、
これからの時期には、
オリンピック関連の話題も
多くなって来ることでしょう。



多くの人がわかったような顔をして
意見をすることのひとつが


選手ファースト


っていうお決まりの文句ですが、
それにしたって、
経営的視点が完全に欠落している人が
あまりにも多過ぎるんですよね。


学生スポーツの是非なんかも然りです。






すべての社会的な話題に対して、
善良サイドっぽい方に便乗している人が
あまりにも多過ぎることが
問題のひとつであると感じています。


また、
善良サイドっぽい方であればある程、
自分が間違っていたり、
何か欠落している部分があるということにも
気付きにくかったりするものです。


しかし、
それは見る人が見れば、
ただ俯瞰力と客観性が不十分であることを
露呈しているに過ぎないということに
気付ける人はほとんどいません。






治療テクニックや解剖学を勉強することより、
100倍大事なことだと思いますよ。






あなたは、
群集心理に流されていませんか??






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2020年2月22日土曜日

確定申告に時間を割いている個人事業主のあなたへ



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毎年この時期になると、
一度はこのネタで書いていますが、、、


確定申告大変だ~


って言っている
個人事業主のあなたに向けた話です。


個人経営の治療院でも、
トレーナーでもインストラクターでも、
みんな同じです。

※便宜上この記事の中では、
 トレーナーやインストラクターの顧客についても
 “患者”という言葉で共通認識としてください。






以前からこのブログでも何度も書いていますが、
自分がやっていないことを他人に言うのは、
説得力に欠けるし、
プロとして甚だ無理があると思います。


運動不足な治療家が
患者さんに運動を勧める


自分が“何かを続ける”という
習慣化が苦手なのに
患者さんには習慣化を勧める


自分が勉強や健康のための
定期的な自己投資を惜しんでいるのに
患者さんには定期的な自己投資を勧める


不健康な治療家


デブなダイエットトレーナー


あなたが患者さんだったら、
こんな専門家が信用できますか??






それこそ、
余程込み入ったことではない限り、
ケアも運動も、
自分でできるわけじゃないですか。


それでも、
あなたはあなたに任せてほしいと、
プロとして
そう思っているわけですよね??






確定申告で1日も2日も掛かって、、、


ストレスも溜まって、、、


何より、
その間本業が疎かになって、、、


って、
そんな状況になるくらいなら、
それこそプロに任せるべきじゃないですか??


っていう話です。






苦手なことに時間を割くくらいなら、
そこはプロに依頼して、
その時間でその費用以上に稼ぎましょうよ。






普段からこまめに
書類などをまとめてあるから
特に苦でもなく作業ができるとか、
確定申告の作業が嫌いではないとか、
そうであれば良いと思います。






しかし、
そうでないのであれば、
ハッキリ言って時間も労力も
無駄でしかありません。






もし


「税理士に依頼するお金が勿体ないし…。」


なんて思っているようであれば、
患者さんはあなたの写し鏡です。
(って、よく言いますよね。)


あの人にケア(or運動指導)してもらうなんて
お金が勿体ないし…。


って、
残念ながら思われていますよ。


むしろ、
そう思われていたとしても、
文句を言う筋合いは
まったくないですよね。






あなたは、
プロへの外注を活用していますか??






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2020年2月21日金曜日

腰痛に腹筋は有効なのか??



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久保田隆介です。


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さて、
今回のタイトルですが、、、


腰痛に腹筋は有効なのか??


です。






これは永遠のテーマですね。






結論から言います。






結論は、、、








ケースバイケースです。笑






ケースバイケースとは言っても、
もちろん理屈ありきですが。






いろんな人の投稿を見ていると


腹筋をやっても腰痛は改善しません!!


なんていう発信をしている人も
一定数見かけます。






しかし、
私が関わった人の中には、
プランクを続けたことによって
腰痛が解消したという
体験談を語ってくれた人もいました。






一般化した情報を否定するのは、
発信の仕方としては注目されやすいので、
気持ちはわかります。


しかし、
ロジックはさておき、
改善例があることも事実です。






事実は理論よりも尊いのです。






ですから、
何でもかんでも


体幹!!


腹筋!!


プランク!!


なんてやってしまうのは
確かによろしくないですが、
難しいことはさておき、
改善例もあることは事実だということです。






また、
一口に“腹筋“と言っても、
様々な刺激の入れ方があります。


アイソメトリック
⇒プランク - 静止プランク
      └ 四肢の運動を伴う
      └ 体幹の運動を伴う

アイソトニック
⇒クランチ - コンセントリック重視
      └ エキセントリック重視


呼吸系


腹圧系


簡単にまとめてみましたが、
考え方の一例としてはこんな感じです。

※そんな“系”なんてないけどwww





要は


似た種目であっても刺激の入れ方は様々


だということです。






また、
プランクを続けたことによって
腰痛が解消したからといって


・腹筋が弱かったんだ

・腹筋を鍛えたことで腰痛が解消したんだ


とも限りません。

※それを確認する方法もありますが、
 ここでは内緒にしておきます。






基本的には作用機序なんて、
わかるようでわかり得ませんからね。






ひとつだけヒントとしては、
シンプルに


その人の腰痛が再現される発火パターンが
腹筋の不活に依存している割合が大きかった


というケースが多いのではないでしょうか??






一方、
仰向けからまるで起き上がれないような
“腹筋が弱い人”であっても、
まったく腰痛がない人もいるわけです。


それを考えても、
疼痛のロジックが
単純に筋力に依存するというわけではない
ということはわかりますよね。






では、
どんなケースでは有効なのか??


逆に、
どんなケースでは有効ではないのか??






そのスクリーニングのために、
どのような確認方法があるのか??






ぜひ考えてみてくださいね。






ちなみに、
アウター然り、
論点が腹横筋や腹圧に移ったところで、
話が大きく変わるわけではないですからね。






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2020年2月20日木曜日

マシントレーニングを簡単だと思うな!!



こんにちは。


久保田隆介です。


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前回の記事は
ご覧頂けましたでしょうか??


⇒『トレーニング指導の有用性と臨床の限界。』


ベッドサイドでは
症状が寛解していたとしても、
実際にお悩みの負荷がかかった際に
思うような変化が及んでいないのであれば、
仕事としては不十分ですからね。


そういった意味でも、
トレーニング環境というのは
非常に有用性があるということです。






さて、
今回のタイトルは


マシントレーニングを簡単だと思うな!!


です。






まず、
基本的な要素の確認です。


トレーニングっていうのは、
ざっくり3種類に分けることができます。

■自重トレーニング
⇒器具などを何も使わずに行う。

■フリーウェイト
⇒ダンベルやバーベルを使って行う。

■マシントレーニング
⇒これから説明します。


※マシンのイメージです。




マシンの特徴としては、、、


□安全性が高い
□マニュアル化しやすい
□『このマシン=この筋肉』がわかりやすい
□動作の軌道が決まっている
 ※ケーブルマシンなどもあるのですべてではありません。


こんな感じです。






ただ、
プロ目線の意見としては、、、


誰でも指導できるとは到底言い難い



って思います。






例えば、
「パソコン使えます!!」
って言ったって


電源入れて、
ソリティアかマインスイーパを
やるくらいしかできない人もいれば、
片や一流のシステムエンジニアまで、
その差は非常に大きいわけです。




「ニホンゴワカルヨ!!」
って言ったって

「スシ~!!」「フジヤマ~!!」
って盛り上がるだけの人もいれば、
片やネイティブみたいに流暢な人まで、
その差は非常に大きいわけです。






マシンのレクチャーにおいても、
マニュアル通りにしか指導できないのか??


あるいは、
運動学やトレーニングについて
深く理解していて、
個別性を考慮して適切な指導できるのか??


その差は非常に大きいわけです。


また、
この両者では、
信頼性にもクライアントの効果(変化)にも
雲泥の差があるはずです。






近年のトレーニングブームの煽りと

手技だけよりも
運動もした方良いんじゃない??

予防ならやっぱり運動じゃん??

っていうような
漠然としたイメージが先行して、
スキルも経験もないのに、
マシンを置いている治療院が
非常に多いように思います。


その他の
トレーニング器具も然りです。






しかし、
適切に指導しようと思ったら、
各マシンの
マニュアル化された単純動作だけで
問題解決できるケースは
決して多いとは言えません。






それこそ、
『膝が痛ければ前ももを鍛えなさい。』
っていうような
悪しき風習があるかと思いますが、
その歴史を繰り返そうとしているのが、
治療院業界の
マシントレーニングであるということです。


『骨に異常ないからシップでOK!!』
っていうような
悪しき風習があるかと思いますが、
それがただ運動に形を変えただけなのが、
治療院業界の
マシントレーニングであるということです。






身体のことなんて、
マニュアル化できないことが多いはずです。


つまり、
マニュアル化しやすいツールが
=メリットなのかといえば、
あくまでも
“商売的なメリット”に過ぎないということです。






確かに、
汎用性の高い種目というのはあります。


ただ、
『これだけやっておけばOK!!』
なんていうものは、
ひとつもありませんからね。






それこそ、
スポーツクラブなんかでは
あまり良しとされないような、
イレギュラーなマシンの使い方も
たくさんできます。


しかし、
それはあくまでも、
マシン本来の使い方としての
マニュアルからは逸脱した部分での話です。






確実に言えることは


マニュアル化と個別性は共存し得ない


ということです。






もっとも、
“ある程度”であれば、
個別性に合わせて行くためのマニュアル化も
可能ではあると思います。


そういった意味では、
コレクティブエクササイズなんかは
それに近いかもしれません。






ただ、
コレクティブエクササイズだって、
別にアメリカから来たから
優秀だということはまったくなくて、
それこそ汎用性は高いけど、
決して万能ではないということです。






とにかく!!


マシントレーニングについて、
ただ単に基本的な使い方を教えるだけなら、
誰でもできるし超簡単です。


しかし、
症状及び個別性に合わせて行くとなれば


マシントレーニングを簡単だと思うな!!


というのもそうですし、
そもそもマシントレーニングが
適用ではないケースも多いでしょう。






あなたは、
マニュアル化された指導と、
個別性に合わせた指導と、
どっちができるようになりたいですか??






それでは。


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2020年2月19日水曜日

トレーニング指導の有用性と臨床の限界。



こんにちは。


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前回の記事では
パフォーマンスアップについて書きましたが、
ご覧頂けましたでしょうか??

⇒『パフォーマンスアップについて掘り下げる。』






特にアスリートに対して
パフォーマンスアップということを謳って
サービス提供するのであれば、
さすがに施術だけでは難しい場合が
非常に多いと思います。


もちろん、
施術で得られる効果も知っているので、
否定する気はまったくありません。


あくまでも捉え方の問題で、
パフォーマンスアップという位置付けについては
再考されるべきだということです。






今回の記事では、
実際のトレーニング指導についても
触れて行こうかと思いますが、
その前に、
こちらの記事もお勧めです。

⇒『施術とトレーニングはどっちが良いのか??』






さて、
それでは本題に移ります。






トレーニングをしようと思っても、
関節や筋肉に違和感を感じるようであれば、
運動効率を上げるための前段階として
手技が活躍してくれることも多々あります。


一方、
『治療=手技』とは限りませんから、
症状改善のために
運動の方が変化率が大きいこともあります。


あくまでも、
手技は治療という概念の中の
部分集合のひとつでしかないという前提を
持っておくべきだと思います。








先日、
Fリーグのフットサル選手の
トレーニング指導がありました。


チームの方針で、
次シーズンに向けて
高重量の筋トレが始まったそうで、、、


スクワット実施⇒膝が痛い


デッドリフト実施⇒腰が痛い


ということで、
それをいかにして改善するかという
相談内容でした。






今回のトレーニング実施にあたっての、
近況とリアルなヒヤリング内容について
概要をまとめておきます。


【近況】

次シーズンに向けて、
チームの方針として
高負荷なトレーニングに取り組んでいる。


【症状】

デッドリフトの際に、
~60kgくらいまでは問題ないが、
70~80kg以上になって来ると腰が痛む。


スクワットの際に、
高重量になればなる程膝が痛み、
アップ程度の軽さでも
膝周囲に張りのような違和感がある。


このような内容でした。






先程

トレーニングに先立って
手技が活躍することもあれば

治療として
運動の方が効率的なこともある

ということをお伝えしましたが、、、






結果的に、
今回は徒手アプローチは一切なく、
フォーム修正のみで
痛みを消失させることができました。







元々以前から、
それこそ“パフォーマンスアップ”のために
通ってくれているので、
今回は今回でフォーム修正もしつつ、
これまでの延長線上のトレーニングも
同日内で実施することができました。






これがもし、
普通の治療院だったら


何かの代替的な動作確認or検査をする



徒手アプローチをする



その代替的な指標では良くなっていても
実際の変化はその場ではわからない


というのが限界だと思います。


これは、
ウェイトトレーニングに限らず、
スポーツ動作でも、
日常生活動作でも同じように思います。
※詳しくはまた後程。






まず大前提として、
うちの院内では
ウェイトトレーニングができます。


ですから、
実際に70~80kgのウェイトを持って
症状の確認をしながら
治療(=フォーム修正)を
進めることができたという点が、
今回の肝になります。






これは、
私のセミナーなどでも
よくお伝えしていることですが、
多くの治療院では、
スポーツ動作やウェイトトレーニング、
あるいは階段昇降などで痛みがあると言われても、
その状況が再現できません。


それに対して、
何かしらその場で痛みを確認させるのが、
先程も書いた
『代替的な動作確認or検査』です。






あくまでも個人的な意見ですが、
リアルにテニスをやっている人の
テニス肘に対してチェアーテストだなんて、
愚の骨頂だと思っています。


それも
『代替的な動作確認or検査』のひとつですが、
整形外科的テストなどの多くが
それに当てはまると考えています。






その人の悩みが、
歩いたりしゃがんだりする際の
動作時痛であれば、
およそどこでも再現することができます。


しかし、
再現できない動作や環境に関しては、
実質的には治療効果がわからないわけです。


“臨床の限界”とも言えるかもしれません。






もちろん、
すべての症状に対して、
すべての環境を再現するのは不可能ですが、、、


実動作による変化はフィードバックが難しく、
無責任なまま
治療が進められてしまっているケースも
非常に多いと感じざるを得ないということです。






あなたはどう思いますか??






トレーニング時の痛みに対して、
それこそストレッチをするとか、
関節の調整をするとか、
そういったことでも良くなるケースも
あるかもしれません。


しかし、
今回はフォーム修正に時間を費やして、
結果的に痛みを消失させることができました。






だからといって、
フォーム修正が最適だったのか??


といえば、
それもそうとも限りません。


もしかしたら、
手技でも改善できた可能性はあります。


同一の事象に対して、
複数のアプローチを
検証することは不可能なので。






ただ、
実際にその場で
対象のトレーニング動作
及び重量が再現できたという意味では、
かなり精度の高いアプローチが
できたのではないかと思っています。






そういった意味では、
社会的に筋トレ人口も増えているので、
トレーニング器具を備えた治療院が増えることは
概ね賛成ではあるのですが、、、


自身がトレーニング経験がない


自身がトレーニング指導経験がない


トレーニングの勉強もあまりしていない


にも関わらず、
器具だけ備えている治療院が、
残念ながら非常に多いのが現状です。






できるだけ良いかたちで、
発展して行くことを願っています。








こちらをご覧の治療院経営者の方で


□治療院内でのトレーニング指導に
 取り組んでいきたいけどノウハウがない

□スタッフ研修として
 治療とトレーニング指導を
 掛け合わせた内容を学びたい

□メニュー化にあたってのアイデアがほしい


などのご要望がありましたら、
全面的にサポートさせて頂きますので、
お気軽にご連絡ください。

メッセンジャー
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メール
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▼今回選手と共有した主な内容▼


□スクワットによる膝痛の
 エラーパターンと修正についての
 考え方と実際のメニュー

□デッドリフトによる腰痛の
 エラーパターンと修正についての
 考え方と実際のメニュー


これらの詳細につきましては、
プラチナアカデミーで
近日中にすべて公開予定します^^






それでは。


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2020年2月18日火曜日

パフォーマンスアップについて掘り下げる。



こんにちは。


久保田隆介です。


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先にお伝えしておきますが、
明日の記事では、
実際にアスリートに提供した
トレーニング処方をテーマにします。


明日の記事の理解度をより高めるために、
まずは今回の内容を
ご理解頂きたいと思いますので、
ぜひしっかりお読み頂ければと思います。






まずは、
私が同業者の方に
よくお伝えしていることなのですが、、、


もしあなたがトレーニングに関心がなくて、
自分でやろうとも思わないし、
指導することにも興味がないとしても、
あなたの患者さんは
トレーニングによって痛めるかもしれません。


ということです。
※前回の記事と同様、
 この記事内での“トレーニング”という表現は、
 いわゆる機能改善と呼ばれるエクササイズや
 フォーム指導なども含めた総称だとご理解ください。






一般的なトレーニングに触れる環境は、
以前よりも格段に増えました。


スポーツクラブもあります。


カーブスもあります。


体操教室もあります。


それでもまだ、
トレーニングが一般化していると
言えるレベルまでは
行っていないと思いますが、
これまでよりも
浸透して来ていることは確かです。






ですから、
トレーニングについて
丸っきり「知らない」だけでは
機会損失に繋がることもありますし、
知っておくに越したことはないと思います。






特に、
“同じことを言っている”という点については、
特に理解を深めておく必要があると思います。


そのひとつが
“パフォーマンスアップ”についてです。






施術でもトレーニングでも使われている
“パフォーマンスアップ”という言葉。






整骨院や整体院でも


パフォーマンスアップ


という言葉をよく見かけます。






この言葉について、
あなたはどう思いますか??






私が初めてセミナー講師を務めてから
約10年程経っていますが、
最近では勉強のスピードも上がって来たので、
数年前の自分のセミナーで言っていたことを
今では自ら否定していたり、
1年前に言っていたことですら
丸っきり内容が変わっていたりすることも
多々あるのですが、、、






そんな中で、
5年前くらいから訴え続けていて、
今も変わっていないことがあります。






それは


徒手アプローチでは
あくまでもリカバリーの域を超えない


ということです。






このブログでも、
何度かお伝えしているんですけどね。






例えば、
ストレッチでも整体でも

『パフォーマンスアップ』

と謳っている看板などは、
みなさんも見かけたことがあると思います。






しかし、
それについて私は、
以前から疑問を感じていました。






人は常に、
何かしらの問題を抱えています。


疲労


循環不良


動きの制限


挙げたらキリがありません。






それらに対して、
即時的に変化を起こせる可能性がある
手段のひとつが“施術”であって、
それが本質的な
パフォーマンス“アップ”になるのか??
と考えています。


見方を変えると、
あくまでも即時的なわけであって、
その人が本来持っている能力以上のレベルまで
引き上げるのは不可能だとも言えます。






中長期的なアプローチの中で、
その人にとっての
“元のゼロ”以上のところまで
ベースアップができたのであれば、
そこで初めて
“パフォーマンスが上がった”
と言えると考えています。






一回のアプローチで
前向きな変化が出ることも
多々あるとは思いますが、
それではあくまでも、
リカバリーの域を超えないということです。






ちなみに、
“ゼロ”という言葉から
前向きなことは
連想しにくいかもしれませんが、
ゼロは最高値であり、
最も良い状態であるということです。






例えば、
-5から-2になることも、
確かに+3という変化ではあります。


それを“アップ”と表現したいのであれば、
もちろんそれを止める権利はありません。






ただ、
私だったら、
中長期的に“今のゼロ”より上を
目指して行くような仕事こそが
“パフォーマンスアップ”ではないかと、
そう考えて仕事がしたいわけです。






もちろん、
目の前の人が喜んでくれることが
最優先だと思います。


ただ、
あなたが今回の内容を理解した上で、、、


これまでのアプローチを
パフォーマンスアップという名目で
提供し続けるのか??


リカバリーがしたいのか??


パフォーマンスアップのための
中長期的なアプローチがしたいのか??


それが施術なのか??
それともトレーニングなのか??


というのは、
非常に大きな違いがあると思います。






何より


自分が提供してるものが何なのか??


ということが
しっかり理解できていないと、


自分の立ち位置が理解できない
(できている気になっている人は多い。)


患者さんや選手に対する
説明とアプローチとの間にも
違和感やギャップが生まれる可能性がある


マーケティング戦略や
集客におけるコンセプトにも
無意識的なズレが生じる恐れがある


このようなことになります。






それがひいては、
マーケティングやブランディングを
構築していく際の
障壁にもなり得るということまで、
多くの人が認識できていないのです。








前回の記事で書いたことも踏まえてですが


原因


根本


本質


そして、
パフォーマンスアップも然り。


何の疑問を持つこともなく、
日々当たり前のように
使っている言葉の意味を考えてみると、
情報に対する価値観や思考が
大きく変わって来ると思いますよ。






新しいテクニックを手に入れるとか、
新しいことを勉強するとか、
そんなことよりも前にやるべきことが、
もっとたくさんあります。


なんていうのは、
100人中3人くらいにしか、
伝わらないと思いますけどね。笑








4/19(日)札幌セミナーですが、
超早割が明日までとなっております!!


ぜひこの機会をお見逃しなく…。
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2020年2月17日月曜日

施術とトレーニングはどっちが良いのか??



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あさってまでとなっております。


北海道、東北の方々はもちろん、
関東や関西の方々も
ぜひこの機会に旅行ついでに
ご参加されてみてはいかがでしょうか??






今回のタイトルは


施術とトレーニングはどっちが良いのか??


ということでお届けします。

※この記事内での“トレーニング”という表現は、
 いわゆる機能改善と呼ばれるエクササイズや
 フォーム指導なども含めた総称だとご理解ください。






結論から言うと、
その時の症状や状況次第です。






それしかありませんよね??






最近は治療院内でのトレーニング指導が
流行って来た煽りもあって、
特定のメソッドに限らず、
施術全般とトレーニング全般の比較をする際に


施術=一時的な変化


トレーニング=本質的な改善


というようなレクチャーをする同業者が
非常に多い印象がありますが、
それはまったくそうとも限りません。






あなたの経験の中でも、
施術のみで症状が寛解して、
その後も良い状態が続いた患者さんも
たくさんいますよね??


逆に、
運動を継続していても、
ずっと不調な人もたくさんいるはずです。






確かに、
それぞれの基本的な性質について、
施術は受動的であり、
トレーニングは能動的であるという部分が
最も大きな違いであると理解されがちです。






しかし、、、


施術そのものは受動的であっても、
その効果は運動にまで及んで然るべきです。


トレーニングは能動的ではあるものの、
その効果は患者の運動能力に依存します。


そうは言っても、
施術の精度もまさに術者に依存します。


ですから、
施術もトレーニングも、
一概にどうだということは
なかなか言いにくいというわけです。






もちろん、
いわゆる“適切な運動”というのが
できているのか否かにもよると思いますが、
単にそれだけの話ではなくて、
症状のルーツだったり、
その人の性格などに左右される部分も
多々あるということです。






では、
何であれば一時的で、
何であれば本質的な改善になるのか??
というと


単発のアプローチなのか??
中長期的にアプローチするのか??


というところが、
ひとつのポイントになります。






施術で受動的だからとか、
トレーニングで能動的だからとか、
それも重要ではあるのですが、
どちらかというと、
“介入の期間”の方が
依存度が高いケースが多いということです。






ただ、
ここまでの内容を整理しようとすると


では、身体にとって本質とは何か??


という問題が出て来ます。






症状が寛解して、
さらにその後も症状がみられない状態が
長く続いたからといって、
その現象について


本質的な改善ができました。


としてしまうのは、
甚だ短絡的だと言わざるを得ません。






そもそも、
施術にしても運動にしても、
外的な刺激を受けることが本質なのか??


症状があれば非本質的で、
症状が寛解することが本質的なのか??






あなたはどう思いますか??






素人に毛が生えたような
施術家や運動指導者であれば、
とにかく変化が出せて、
症状の寛解に躍起になっていれば
それで満足かもしれません。






ですから、
本質とかどうとかっていう話は、
それこそ、
余程本質に興味がある人以外には、
つまらない話だと思いますけどね。






原因、根本、本質、、、


多くの同業者が発している
その言葉の意味は、
大抵間違って扱われています。






プロであるならば、
そのような細かいところにも
ぜひこだわってほしいものです。






プロであるならば、
施術とトレーニングには、
隔てを持ってほしくないものです。






原因、根本、本質について、
詳しくは、
プラチナアカデミーで解説します^^






▼こちらの記事もお勧めです▼

⇒ミーハーなトレーニングツールや
 種目の考察






それでは。


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2020年2月16日日曜日

開業を考えている柔整師のあなたへ



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柔整師のあなたが、
もしこれからの開業を考えていて


いま勤務している院と同じように
保険を使ってやって行こう!!


と考えているなら、
ぜひ読んで頂ければと思います。






振り向いた際に
首を痛めることはあるとしても、
同時に肩関節も捻挫するなんてありますか??


同様に、
首を痛めることはあるとしても、
同時に背部が挫傷することなんてありますか??






重い物を持ち上げた際に
腰を痛めることはあるとしても、
同時に背部が挫傷することなんてありますか??


同様に、
腰を痛めることはあるとしても、
同時に大腿部が挫傷することなんてありますか??






足関節の捻挫をした際に
同時に下腿上部が挫傷することなんて
ありますか??


あるいは、
足関節と同時に膝関節も捻挫するなんて、
そんなに頻繁にありますか??






いずれも、
まったくないとは言いません。






しかし、
何年間も連続して、
毎月何人もそんな人が来るとは、
なかなか考えにくいと思います。






もう10年以上業界にいますから、
このようなことを指摘した際に、
どのような言い訳が待っているのか、、、


120%把握しています。






グレーだと言われていますけど、
明らかにブラックです。


グレーだという認識で止めるように
教育されて来た歴史そのものが、
根本的にブラックだと思います。






少し話を変えますが、
例えば時給1000円で働いていて

毎日8時間

月に22日

合計17万円程度の収入しかないとします。






そうすると、
普通の大人であれば


このままじゃマズイな


もっと給料の良い仕事を探そう


正社員になれるところを探そう


というような考えになると思います。


⇒収入が低い時の自己投資の考え方






何が言いたいかというと、
普通の大人であれば、
生活に不安があるレベルの
不十分な環境やシステムに対しては、
その状況を払拭しようとする感性が
ほとんどの人に
備わっているはずだということです。






ですから、
柔整の保険もとい療養費なんて


適用範囲があまりにも限定的過ぎる


一部位であれば
生活できないレベルの収入にしかならない


二部位以上は
明らかに虚偽であるケースがほとんど


これらが紛れもない事実なので、
普通の大人であれば、
そんなシステムを使って
開業しようなんていう考えにはならないはず
だと思うのですが、、、






あなたはどう思いますか??






別に誰が虚偽請求しようと、
私には関係ありません。


知らない人の収入が低くても、
それも関係ありません。


ただ、
これからの時代で開業するのに、
従来通りにガンガン保険を使おうとしている人が
もしいるのであれば、
その人のことがちょっと心配です。






「そうは言っても外傷は保険で良いっしょ。」


なんて言う人もいますが、
それもそうでもありません。


それについても、
このあとにご紹介する過去記事の方で
ご理解頂けるかと思います。






これまでにも、
開業志望の人に向けた記事は
たくさん書いて来ました。


いくつか記事をご紹介するので、
ぜひお読み頂くことをお勧めします。


▼タップするとリンクに飛べます▼


⇒月々の固定費などについて



⇒月商と業務量の現実について



⇒保険スタイルで開業して、

 徐々に自費へ移行しようと考えている人の
 勘違いについて


⇒保険でやるか??自費でやるか??

 ということについての大きな勘違いについて


⇒差別化について



⇒開業してから困らないための

 必須要素のチェックリスト






他にもたくさんあるのですが、
とりあえずこれくらいにしておきます。






オススメの過去を6記事
ご紹介しましたが、
各記事2~3分で読めると考えたら、
約15分の時間を費やすだけで、
あなたの人生が
大きく変わるレベルの気付きが
得られるかもしれません。


何より無料ですから。


ぜひ読んでみてくださいね。






ちなみに、
どんな記事に対しても
低リテラシーのクレーマーが
一人や二人はいるものなので
一応念の為に書いておきますが、、、


真っ当に外傷に対して
保険を使っていることに対しては、
当然何の文句もありません。


ただ、
骨折脱臼ならともかく、
そもそもが不適正価格であることには
変わりありませんので、
そこの見解は混同されませんように。






それでは^^


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2020年2月15日土曜日

坐骨神経痛の原因は梨状筋なのか??



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神経痛と呼ばれている症状の
主なロジックとして


筋肉が硬くて神経が圧迫されている


ということが云われていますが、
果たしてそんなことが
現実的に起こり得るのでしょうか??






まずは、
身体のこと及び症状のこととして捉える前に、
物理的に考えてみたいと思います。






“圧迫”という言葉を調べてみると

・力で押さえつけること
・圧力を加えること

このように書いてあります。






では、
坐骨神経と梨状筋を見てみましょう。


※青い部分が梨状筋です






一応解剖図を載せてみましたが、
解剖学にまったく詳しくない人でも
わかるように説明を進めます。






先程確認しましたが、
“圧迫”をするためには、
圧力を加える必要があります。


対象物に対して圧力を加えるためには、
周囲を取り巻くか、
最低でも相反する2方向から押圧すること
が不可欠になります。


つまり、
単一の筋肉のみで
単一の神経線維に圧迫を加えることは不可能
ということがわかります。






ここまでの簡単な説明だけでも、
少なくとも“圧迫”による
ダメージではなさそうだということは
おわかり頂けるかと思います。






あるいは、
“硬さ”という表現でも理屈は同じことで、
隣合う組織同士(梨状筋と坐骨神経)において、
単一の組織の変性のみで
症状のロジックとして語るには
明らかに要素が不十分であるということです。






また、
それこそ梨状筋が“原因”なんていうことは
あり得ないとした上で、、、


※“原因”について言及した過去記事
 ⇒2019/11/19『それは“原因”ではない。』




こんなストレッチがありますよね。




臀部のストレッチ、
及び“梨状筋”のストレッチとして
認識している人も少なくないと思います。


この写真の場合、
左側のストレッチであって、
椅子に座ってやったり、
体育座りみたいな感じでやったり、
あるいはペアストレッチでやったりすることも
あると思います。








では、
ストレッチについても
簡単におさらいしましょう。


収縮と反対方向に行くのがストレッチ


ですよね??


屈曲筋であれば、
伸展することでストレッチされます。






では、
梨状筋の主な機能は??


股関節の外旋


ですよね。






では、
もう一度写真を見てみましょう。




あれ??


この写真の股関節は
“外旋”していますよね??


なぜこれが梨状筋のストレッチと
されているのでしょうか??






あるいは、
梨状筋に限らなくても、
臀筋群の機能は、
基本的に“外旋”が伴いますよね。


それなのに、
なぜ外旋動作をすることで
ストレッチがかかるのでしょうか??






▼まとめます▼

□単一組織では圧迫は起こり得ない

□単一の筋肉の硬さだけでは
 隣接する組織への物理的な悪影響は考えにくい

□外旋機能を持つ筋肉が、
 なぜ外旋動作でストレッチされるのか??

ということです。






多くの人が陥っている流れとして


“原因”も“アプローチ法”も
鵜呑みにして疑問を持つこともなく




症状のロジックはおろか、
物理的にさえ不適切な認識をしたまま



さらに機能的な理解さえ不十分な状態で
ストレッチをする、、、




そりゃー良くならないですよね。





違和感を感じるとか、
疑問を持つということは、
解剖学とか基礎医学とか、
そういった
専門知識以前の“感性”の問題です。





あとは、
硬さや圧迫ではないからといって、
癒着だとか、筋膜とか、
そんな話にはまったくなりませんからね。






それでは^^


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2020年2月14日金曜日

ストレッチポジションの誤解。



こんにちは。


久保田隆介です。


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みなさんは、
普段筋トレはしていますか??


また、
筋トレの指導はしていますか??






“筋トレ”について勉強していると


ストレッチポジション


というワードが出て来ると思います。






簡単に言うと


筋肉が伸びる位置(=ストレッチポジション)


のことで、
そこまで関節を動かして負荷をかけると、
筋肉がより発達しやすくなるということです。






また、
ストレッチポジションを意識することで、
筋肉に対してより強い刺激が入り、
筋肥大に効果的だとも云われています。


これは、
実際にやってみればわかることですが、
同一筋肉に負荷をかける際に、
短縮位よりも、
より伸張位である方が
刺激が強くなるケースがほとんどです。


いわゆる、
「キツイ」とか「効いてる」という状態です。






しかし、
このストレッチポジションについて
冷静に考えてみると、
あるひとつの事実が見えて来ます。






それは、、、


そもそもストレッチポジションで
負荷をかけられる種目が極めて少ない。


ということです。






いわゆる“ストレッチ”の状態には
ならないにしても、
できるだけ可動域を大きく、
できるだけ伸張位まで持っていって、、、


という発想になるのが一般的だと思いますが、
“ストレッチポジション”というワードで
意図されている恩恵を受けられる程の
伸長状態にはなり得ないことがほとんどです。






例えば、
三角筋、上腕二頭筋、臀筋群、、、


これらの筋肉は、
ストレッチできないわけではないですが、
トレーニング動作の中で到達し、
適切に負荷をかけることが難しいということです。






余談ですが、
ケアの面でのストレッチも
かなり過信されている部分があると感じます。


患者さんからの質問で


ここの筋肉は
どうやってストレッチしたらいいですか??


という質問があるかと思います。
※患者さんからならともかく、
 同業者からも度々この質問をされます…。






しかし、
ケアするにあたって、
そもそもストレッチが不適な筋肉も
たくさんあります。


ストレッチはケアとして
王道なイメージがあると思いますが、
万能ではないということです。








次の話題に移ります。


ストレッチポジションも然り、
筋肉に対する負荷のかかり方を考慮して
実施するトレーニング法のひとつに


POF理論(Position of Flexion)


というものがあります。






詳しいことは
調べたらいくらでも出て来るので
調べて頂くとして、、、


簡単に言うと、
例えば大胸筋にフォーカスする場合


A.ミッドレンジ種目(特徴:基本的に高負荷)
└ベンチプレス


B.ストレッチ種目(特徴:よく効く)
└ダンベルフライ


C.コントラクト種目(特徴:収縮が意識しやすい)
└ケーブルクロス


このような考え方のもと


A→B→C


という流れでトレーニングをすると
効果が出やすいということなのですが、
ここでも出て来る
特に『B.ストレッチ種目』について、
やはりすべての筋肉、
及び部位には適応できないということです








何が言いたいかというと、
有効な筋トレの方法について語られるシーンで
よく出て来る“ストレッチポジション”ですが、
ウェイトの負荷の方向と
解剖学的な筋肉の付着を考慮すると、
現実的に実践する際に活かされにくい場合が多い。


ということです。








治療においても、
トレーニングにおいても、
その目指している刺激が適刺激なのか??


ということについては、
随時慎重になる必要があるとは思いますが、
構造的なことだけで言うのであれば、
やはり解剖学の知識は必須だと思います。


ただ、
解剖学が必須だからこそ、
無理なものは無理だということもまた、
浮き彫りになります。


その浮き彫りになる事実のひとつとして、
狙う筋肉によっては
『“ストレッチポジション”がそれに該当する』
ということです。








特にトレーニングに関しては


すべてにおいて自分でやってみる。


ということが重要だと思っています。






患者さんや選手に
デモを見せる必要性も然りですが、
体感を通じて知識を分別できる要素も
たくさんあるということです。






もっとも

治療院に来るレベルの低体力者だったり

何かしらの症状を抱えているような人だったり

そういった人を対象としたトレーニングで、
ストレッチポジションまで稼働させるような
実施をすることもあまりないと思いますが、
あくまでも考え方のひとつとして、
何かの参考になればという思いで書きました。






あなたは患者さんや選手に
トレーニング指導をするにあたって、
勉強するだけでなく、
自ら実践することができていますか??






それでは^^


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2020年2月13日木曜日

無形の価値を売りたいくせに…。



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施術家やトレーナーは、
無形の価値を売っています。






施術も、運動指導も、
形に残る商品とは違います。






SNSなどでも
よく流れて来る話ですが、、、


ちょっとやってよ


ちょっと教えてよ


なんていうようなことを
軽々しく言ってくれるなと。






そんな話、
よく耳にしませんか??






また、
そういった体験談に対しては
賛同する人も非常に多い印象があります。






あなたはどう思いますか??






ただ、
同業者の人と
様々な場面で関わっていて、
強く感じることは、、、


他人の時間に感謝したり、
自ら進んでお金を払おうとする人が
ほとんどいない。


ということです。






もう、
書いたその通りです。






結局、
そういうことに文句は言うし、
ネタになっていれば賛同もするのに、、、


しかし、
“いざ自分は”となると、
平気で他人の時間を浪費したり、
他人を無報酬で使ったりする人が
非常に多いということです。


相手のメリットもなく、
安い報酬で使うのも同じことです。






しかも、
そうしてしまっている本人が
意外と気付いていないというケースも
残念ながら多いと感じています。






ですから、
いくつか具体例を書いてみます。


コメント欄やメッセージで、
何の恩返しをする気もないのに
平気で質問する。


セミナーの後日、
アフターフォローのサービスが
付いているわけでもないのに
平気で質問する。


誰かが善意で仕事をしてくれても
「お金払うよ!!」などと言うこともなく
しれっとやり過ごす。


いかがでしょうか??


何か心当たりはありませんか??






あとは、
自分らの施術とか指導を値切られたり、
「高い!!」なんて言われたりしたら、
ぜったいに良い気分はしないはずなのに、、、


何かを購入したり、
業者に依頼したりする際には


サービス内容ではなく価格を見て
「高い」と言う


恩義よりも価格で判断する


やたら料金比較をする


やたら値切る


やたら価格重視で安いものを探す


こんな人ばかりなんですよね。






それをされたら、
嫌な気持ちになるんじゃないですか??






無形の価値を売りたいくせに、
そんなマインドで
他人と関わっている人ばかりなんですよ。






まぁこの問題に関しては、
我々の業界云々というよりは、
世間一般8~9割の人に
当てはまる現実だと思いますけどね。






あとは、
悪気がある方がまだマシな気がします。


自覚もなく人を傷付けている人は、
改善の余地もないですからね。






治療とか、、、


テクニックとか、、、


集客とか、、、


リピートとか、、、


マーケティングとか、、、


そんなことの、
10歩手前くらいの話だと思います。






もしよろしければ、
昨年11月に投稿した
こちらの記事もご覧ください。

⇒『試食のウィンナー理論』






それでは。


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