2019年12月28日土曜日

基礎が基礎ではない理由。



こんにちは。


久保田隆介です。






例えば、
数式を解くためには、
基本的な数学の知識が必要です。
=A


また、
“基本的な数学の知識”を理解するためには、
算数のいろはが不可欠です。
=B






これを治療に置き換えた場合、
一般的な施術家は、
上記のAもしくはBの部分を
“基礎医学”として認識していると思います。






何が基礎で何が応用なのかは
線引きが非常に難しいところですが、
ここでは便宜上、
『基礎医学=B』という設定で進めます。






しかし、
“Bこそが基礎である“という発想は
ごく自然なようで非常にズレています。


そのズレが認識されていないからこそ、
この業界は
ズレにズレまくっているのだと思います。






どういうことかわかりますか??






まず大前提として


算数は無からで理解が及ぶのか??


というと、
それは不可能です。






算数を理解するためには、
まずは“国語”が不可欠だということです。






基礎医学が大事ではないとか、
不必要であるとか、
そんなことはまったくありません。


しかし、
「基礎医学が何より大事だ。」
と言ってしまうのは、
基礎を大事にしているかのようで、
実はそれさえも飛び級であるということに
まずは気付くべきだということです。






誰もが自身の興味関心で
“何を学ぶか??”を選択すると思いますが


言葉ひとつひとつの意味を
曖昧にせず大切にすることだったり


もっともらしいことさえ
鵜呑みにせず矛盾に気付くことだったり


追究するからといって
視野が狭小するばかりになるのではなく
俯瞰する感性を磨くことだったり


そういった部分を
疎かにすること自体に
何の違和感も感じないようであれば、
何を学んだところで、
本質的な礎となる学びにはなり得ない
ということが
まずは理解されるべきだということです。






こんなことを書いたところで、
結局多くの施術家が
キャッチーな広告に流されてしまうことは、
もはや防ぎようがないと思いますが…。






この価値観を共有できる
数少ない先生方と、
学びを共有して行きたいと思っています。






極論、
文系も理系もないと思うんですけどね。






それでは。


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