2019年8月29日木曜日

“ゆがみ”に対する機能改善的思考



こんにちは。


久保田隆介です。






今回も動画付きです!!


動画に至るまでの前提についても
しっかりとご理解頂いて、
臨床のヒントにしてくださいね。






ちなみに、
テーピングセミナーが
いよいよ今週末からスタートです。


テーピングのことはもちろんですが、
運動連鎖や皮膚のことなどについても
解説する予定なので、
あらゆる手技に応用可能な
ヒントが得られると思います。


開催日までまだ時間がある日程もあるので、
ご興味があればこちらをご覧ください。
https://tt-fusion.blogspot.com/2019/08/neo.html






さて、
整体の現場にいると、
“ゆがみ”にフォーカスする機会は
非常に多いと思います。


治療院のメニューに
取り入れているところも多いですし、
猫背やO脚に特化した
セミナー団体もありますよね。






ただ、
猫背やO脚だからといって
すべてがダメなのか??


っていうと、
そうではないと思います。






ゆがむことによって、
得ている恩恵もあるわけですから。






“機能改善“に取り組むにあたって、
身体の使い方を変えることは
不可欠だと思います。


っていうより、
身体の使い方を変えることが、
機能改善の定義みたいなものですからね。






ただ、
身体の使い方を変えようと思っても、
いわゆる“ゆがみ”が強いと、
思うように身体を動かせないということも
可能性としては十分に考えられます。


そのようなケースでは、
随意的にコントロールできない部分の
ゆがみに対して、
運動効率を上げるために
施術を優先するというケースも
あるかもしれません。


あるいは、
いかに優れた手技であっても、
能動的に賦活化することは
基本的には考えにくいと思います。


※MET、PNF、操体法などもありますが、
 それはCKCでのいわゆる“運動”とは
 概念が異なるのでここではスルーします。






つまり


効率的な運動のために施術が必要


っていうこともあれば


効率的な施術のために運動が必要


っていうこともあるわけです。






決して対極的な存在というわけでないですが、
施術と運動は、
不得手な部分を補い合うという意味では、
非常に相性が良いと考えられます。


ただ、
症状に対するアプローチを考えるにあたって、
施術と運動以外にも
無数に選択肢はあるわけですから、
それだけで良いとは思っていません。


それだけで良いとは思っていなくて、
他にもたくさんの手段があるにも関わらず、
“施術だけ”にこだわっている人は、
なんと視野が狭いことでしょう…。






で、
冒頭の方で

ゆがむことによって、
得ている恩恵もありますからね。

っていうことを書きました。






ここであなたに
お聞きしたいのですが、、、


“ゆがみ“


「必要なゆがみもある!!」


「必要な痛みもある!!」


“正しい身体の使い方”


“間違った身体の使い方”


そういうワードやフレーズを
口にすることは簡単なのですが、
そのワードやフレーズひとつひとつについて、
ちゃんと考えたことはありますか??


あなたなりの言葉で説明ができますか??






ゆがみって何ですか??


必要なゆがみって何ですか??


“正しい“とか“間違っている“なんて
誰がどうやって決めているんですか??


っていうことです。


あるいは、
必要なゆがみ云々以前に、
もしゆがみがすべて悪だと思っていたら、
その時点で盲目過ぎます。






では


ゆがむことによって、
得ている恩恵があるとして、
それはどのようなケースが考えられるか??


っていうことを
まずは考えてみてください。






でも、
考えることが苦手な人も
多いと思うので、、、


ゆがみ(≒構造破綻)を肯定する
ひとつの見解について
動画でご紹介したいと思います。

※この動画は約8分です







いかがでしょうか??






過去記事の中にも、
関連要素について解説している記事が
たくさんあったと思いますので、
ぜひ遡って見てみてください。






ちなみに、
ご紹介した動画は、
ゆがみを肯定するひとつの仮説について、
その仮説に対するアプローチの考え方を
お伝えした内容でした。


その仮説そのものについて
解説している動画は、
こちらのFacebookの投稿
ご紹介していますので、
ぜひご覧になってみてください。






それこそ腰痛なんかもそうですが、
猫背も、O脚も、骨盤についても


猫背を治しましょう!!


O脚はリスクです!!


骨盤矯正やってます!!


みたいな施術家が多いせいで、
かえってそのポイントに
無駄にフォーカスしてしまう一般人が
増えてしまっているということは弊害とも言える
っていうことを
理解できる施術家が
もっと増えると良いと思うんですけどね。






運動指導とか機能改善とか、
言うだけの人は確実に増えました。






しかし、
専門家として提供するからには、
しっかりと深いところまで考えながら
発言したいですよね。






あとは、
最後にいちばん重要なことを書きますが、
別に身体の使い方が変わらなくても、
硬さやゆがみが変わらなくても
症状が変わることなんて
いくらだってあるっていう事実について、
ちゃんと考えないといけないですよね。


前回の記事でも書きましたが、
あくまでも、
動作時痛に対しては
動的アプローチが効率が良いっていうだけで、
それがすべてではないということです。


ひとつ言うと全部それになっちゃう
ポンコツ野郎が多いですからね。






では、、、


機能改善って
一体何なのでしょうか??






これ以上書き出すと、
長くなり過ぎるので今回はこの辺で。






それでは^^










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