こんにちは。
久保田隆介です。
人は何かを選択する際に、
往々にして
楽な方に流されがちだと思います。
そう思いませんか？？
例えば筋トレ。
「毎日やらない方が良い」というのは、
あくまでも
毎日やらない方が良いレベルの
高負荷でのトレーニングをしている人
に関しては、
確かに毎日やらない方が良いと思います。
しかし、
こんな例もあります。
私の治療院が入っているビルには、
カーブスも入っています。
カーブス自体は、
簡便性と運動習慣という意味では
とても良いと思っています。
ただ、
カーブスのマシンは
『油圧式』といわれているもので、
良くも悪くもその負荷は
使用者のやる気(？)に依存します。
簡単にいうと空気入れみたいな仕組みで、
全力で押せば重くなるし、
優しく押せば何の負荷もかかりません。
ですから、
毎日やらない方が良い程の負荷で
実施できている人は
恐らくほとんどいないのではないかと思います。
それでもマニュアル通りに
毎日やると筋肉が回復しないので、
1～2日おきくらいが良いと思いますよ。
ということで指導をされるそうです。
そうすると、
より楽に効果を期待したい
中高年マダムたちは
毎日やらない方が良いみたいなのよ～
と、得意げに言い始めます。
もちろんそれでも、
本当にがっつり頑張っていて
毎日やらない方が良いレベルの人は別として
むしろ多くの人は
“毎日やらない方が良い”と言われた安堵
の方が大きいのではないかと思います。
とりあえず、
次の例に移ります。
私はこのブログを毎日更新しています。
その時々の目的や流れにもよりますが、
ブログ以外にも
YouTube
メルマガ
その他
いろいろ同時進行しているわけですが、
芸能人程のタレント性もないので、
やはりオンラインの更新については
頻度とスピードが命だと思っています。
しかし、
これに関しても落とし穴といいますか、
よくある話があります。
それこそ最近は
ただ単に数を更新していてもダメです！！
SNSなんて必要ありません！！
データ分析して効率よく！！
みたいな
セミナーやコンサルの広告を見掛けます。
これは何の分野でもそうなのですが、
広告を見ていると
広告で謳い文句にしていること
＝大勢が必要だと思っていること
＝でも大勢がやりたくないことor困っていること
という構図が
ぼんやりと見えて来ます。
つまり、
多くの人たちが
ブログやSNSを分析しながら
頻繁に更新しなければいけないということを
わかっているけどやりたくない
そう思っているのであろうということが
よくわかります。
まぁこんなことは
別に広告なんて見なくても
誰でもわかることですが、、、
しかし、
それについても
先程のトレーニングの件と
理屈はまったく同じで
その成功法則的なものに
魅力を感じているというよりは、
“頻繁に更新しなくても良い”と言われた安堵
これを魅力と混同してしまって、
泥臭さから逃げる口実にしている人が
圧倒的に多いと思います。
それこそ、
集客したいとなった時に、
超潤沢な資金さえあれば、
理屈抜きに有料広告を出せば良いだけです。
そんなのは
当たり前に集客できます。
しかし、
当然ながらコストがかかります。
問題なのは、
そういった魅力的な広告も然り、
同業者のクソセミナーに誘導するための
甘い釣りコピーに夢を抱いてしまうような人は
＝直近で困っている人
＝お金がない人
＝広告費はかけられない
残念ながら、
この構図が成り立ってしまう人が
ほとんどだと思います。
かといって、
それこそSNSやブログなどで
積み上げて来た努力資産もないわけであって、
そんな人が広告に釣られてみたところで、
広告主にまんまと美味しく食べられて
終わりということになります。
世の中、
そうそう上手く行かないということです。
人は弱みに付け込まれると、
途端に判断力が鈍くなります。
先程もふたつの例を挙げたように、
人が何かに惹かれる時というのは、
“そのものに魅力を感じて”というよりも
非合理的であっても
自分が難点だと感じていた点に対する
甘い言葉に惹かれる
というケースが
圧倒的に多いと思います。
まさに、
セールスライティングの基本ですね。
いろいろなことに
当てはまることですが、、、
本当に大切なことというのは
中長期的に地味であることが多いし
その積み上げをせずに
成果を上げたいと思ったら
それ相応の潤沢な資金が必要になるし
甘い蜜に吸い寄せられる人程
積み上げた努力資産もなければ
当然潤沢な現金資産もない人が多い
ということです。
短期、小予算、実績なし
それで簡単に上手く行くのであれば
誰でも上手く行ってしまいますからね。
一言で言えば、
みんな泥臭さから逃げたいだけなんですよね。
『効率化』なんていうのも、
ザコが簡単に手に入れらるものではなくて、
泥臭さの先にあるものだと思います。
そもそも、
柔整、整体の業界って
技術もそこそこ
人脈もない
顧客を抱えているわけでもない
短期でしか考えられない
地道な泥臭い努力ができない
予算もギリギリ
経営スキルもない
マーケティングスキルもない
ライティングも苦手
タレント性もない
コミュ力もない
トーク力もない
っていう人がほとんどにも関わらず、
よく独立開業しようなんて思えますよね。
自分も今になったからこそ
言えることですが、、、
別にディスりたいわけではなくて
業界の既定路線＝独立開業
みたいなイメージの人が
あまりにも多過ぎて、
損している人が多い気がしています。
そこに関しても、
今回のメインテーマと同じで
独立開業することが
合理的か否かということではなくて、
なんとなく独立開業したら
解放されて、自由で、やりたいようにやれる
ぼんやりしたイメージだけで
安易にそう考える人が多いのだと思います。
経営の悩みにしても
治療の悩みにしても
本質的に何が問題なのか？？
理解できている人に
ほとんど出会ったことがありません。
そこが理解できないと、
雇われていても独立開業しても、
結局同じようなことで
悩み続けることになるんですよね。
では
“そこ”の本質的な問題とは
果たして何なのか？？
それは内緒です。
気になる人は、
私とコンサル契約でもしてください。
長くなって来たので、
今回この辺で終わりにしておきます。
それでは。
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