2020年2月28日金曜日

多くの施術家にありがちなアスリートフィルター。



こんにちは。


久保田隆介です。


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SNSを眺めていて、
立て続けに同じような投稿を見掛けましたので、
今回はそのネタで行こうと思います。






どんな投稿かと言いますと、、、






アスリートの身体を触って


アスリートの身体は凄い!!


筋肉が柔らかくてしなやか!!


筋肉の質が良い!!


みたいな発言をしている
施術家の投稿についてです。





私もこれまでに、
日本代表から、
各競技のトップ選手まで、
何名も関わらせてもらったことがあります。


その経験から言うと、
みんな良くも悪くも“普通”でした。






柔らかい部分もあれば、
硬い部分もあるし。


可動域が狭い部位もあるし。


疲労が溜まれば張るし。






一般的に“良い”と言われるような
部分的な要素を切り取って


さすがトップアスリート!!


なんて思ってしまうのは、
甚だ視野が狭いというか、
それと同じようなアドバンテージを
素人が持ち合わせているケースだって
十分にあり得るわけです。






トップアスリートバイアスというか、
そういったフィルターにかけて見てしまうような
施術家は非常に多い印象があります。


傍から見ていて、
そういったバイアスやフィルターにかけて
見てしまう程度のレベルなんだなーと、
SNSを見ていて感じざるを得ません。


何より舞い上がっていて、
客観性に乏しいように思います。






もちろん、
素晴らしい状態の選手もいると思います。






ただ、
日本代表やトップレベルであるにも関わらず、
むしろ素人よりも酷いような
組織の質感の選手がいることも事実です。






それでも、
バイアスやフィルターが過剰だと


筋肉が硬い
⇒非常に弾力がある!!


可動域が狭い
⇒これは弾性パワーが発揮しやすそうだ!!


関節周囲組織が硬い
⇒これは安定性が高そうだ!!


なんていうような思考になりそうで、
むしろ危険な気がします。






良い部分も、悪い部分も、
あくまでも
“評価対象のひとつ”でしかありません。






筋肉が触って硬くても、
十分に調子が良い人もいます。


逆に、
筋肉が柔らかくて可動域が広くても、
不調な人はたくさんいます。






クライアントのモチベーションを上げることは
非常に重要なことだと思います。


良い部分を前向きに自覚させてあげることも
非常に重要なことだと思います。


しかし、
身体のプロであるにも関わらず、
相手がアスリートだというだけで舞い上がって、
客観性を欠いているようでは
五流プロでしかないということです。






あとはよくあるのが


〇〇選手、めっちゃ良い人!!


みたいな話も然りです。






別にそれも、
その選手を否定する気は1mmもないですけど

「それ、全然普通じゃない??」

というレベルのエピソードを
嬉しそうに投稿している人も多いです。


それもまさに、
アスリートフィルターだと思います。






アスリートに限らず、
芸能人とかも然りです。






もちろん、
人間性に優れたアスリートや芸能人だって
いくらでもいると思います。


でも、
それこそ素人でも良い人はたくさんいます。


トップまで登り詰めた人だからこそ
人間性も良いんだなー!!


みたいな発想は、
甚だ因果関係の誤認でしかありません。






あなたは、
相手が誰であるかに関わらず、
適切な対応ができていますか??






それでは。


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