2020年8月18日火曜日

『知らないことを疑う』という感性。



こんにちは。


久保田隆介です。






我々の業界には
様々な技術セミナーがあります。


ADLの中で後屈動作なんて
そこまで必要性がないにも関わらず
まったく後屈できなかったのが
何倍も反れるようになったり


別にFFDと腰痛なんて関係ないのに
それがすべてかのように受講者を洗脳して
まったく床に手が届かなかったのが
スッと届くようになったり


そもそも参考可動域が180°で
何の自覚もないのに無理やり違和感を自覚させて
肩を前方挙上して
180°⇒190°っぽくなったり


それだけでは良くならない症状も
いくらだってあるに決まっているのに
身体を揺らすだけで
何でも治せると信じてしまったり


などなど
素晴らしい技術ばかりなので、
その技術を伝えている団体及び講師の方々は
本当に尊敬します。






っていう冗談はさておき、
売る方も買う方もしょうもない人が
あまりにも多過ぎる
残念な業界であるわけですが、、、






何が問題なのか??
っていうと


知らないことを疑うという感性がない



っていうことが
まず何よりの問題だと思っています。






知らないことがあること自体は
何も問題ないと思います。


むしろ、
世界中のすべての人が、
知らないことの割合の方が確実に多いです。


しかし、
知らないことに対して
疑問を持てるか持てないかというのは
まったく別の問題です。






初めて見た技術とか
初めて知り得た情報だったとしても、
既知の情報と照らし合わせて


矛盾を突いたり


再現性を推測したり


その情報を合理的に精査したり


などの作業は、
いくらでもできるはずです。






それにも関わらず、
多くの施術家は盲目に


>えぇーすごーい!!魔法みたい!!


>こんなに変化が出るなんて!!


>今までの治療法とは違う!!



みたいな感じで、
サクラを使っているわけでもないのに
サクラを使っているかのような
低能なリアクションになってしまうわけです。






知らないことを疑う感性がないにも関わらず
次から次へと
新しい情報を入れてしまうと、
すぐにキャパオーバーになってしまいます。


しかし、
業界の大半を占めるアホどもが
なぜキャパオーバーにならないのかというと、
どうせすぐに忘れるか、
そもそも頭に入っていないからです。






USBとかSDカードなどの保存デバイスだって、
毎回使うたびに消し続けていれば、
データ容量いっぱいになることは
一生ないですよね。


残念ながら、
ほとんどの施術家の思考レベルなんて
その程度だということです。






『疑う』ということは、
ただそれだけで済むことではありません。


疑って


既知の情報と照らし合わせて


あるいは疑いの要素を検証して


テストをして


フィードバックを得て


それを繰り返して


アップデートして


そうすることで、
技術も知識も深まっていくものだと思います。






この作業は、
単純そうに見えて
実は非常に難しいことなので、
やはり普通の人には難しいと思います。






まずは誰にでもお勧めなのは、
何がどう違うのかまではわからなくても


まずは何でも鵜呑みにしない


ということから
始めてみると良いと思います。






特にSNSに出て来るような
セミナー、コンサル、教材なんかは、
矛盾と盲点のオンパレードだと思います。


それでも、
そんなセミナーに行っちゃう人が
未だに大勢いるわけで、
実に素人レベルの人間が多い業界であると
思わざるを得ません。






勉強する環境は、
選択ミスしないようにしましょう。






でも、
頭が悪ければ悪い程、
自分がいる環境が間違っていることにさえ
気付かないと思いますから、
それならそれで
ある意味幸せなのかもしれないですけどね。






それでは。


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