2020年8月10日月曜日

勉強したら臨床力は上がるのか??



こんにちは。


久保田隆介です。


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勉強したら臨床力は上がるのか??


あなたはどう思いますか??






まず、
ここでいきなりあなたなりの答えを
アウトプットしようとしてしまった人は
残念ながら
思考するセンスがないかもしれません。






どのような議論をする際にも、
まずは『定義付け』が重要になります。


多くの施術家が、
この定義付けを疎かにしたままに
議論を始めてしまうので、
多くの場合において論点がズレてしまいます。






例えば


骨盤がズレるなんてあり得ないよ!!


なんていうのも、
仙腸関節も含めた骨盤帯全体となると
ややこしくなるので、、、


こと


骨盤=寛骨


という限定的な定義付けをするとすれば、
基本的にはゆがむという概念が
当てはまらないことくらい
学生でもわかるようなことです。






ところが


骨そのものの問題なのか??


他の関節も含めた
相対的なバランスの問題なのか??


審美的な問題なのか??


痛みに対する
関連性の問題なのか??


などなど、
目的と定義付けを意識していくことで、
あーでもないこーでもないという
無駄な議論は省くことができるというわけです。






では


勉強したら臨床力は上がるのか??


という話を進めて行くにあたって、
ここで『勉強』をどのように定義付けしたか??


というと、
まだしていませんでしたよね。






そんなわけで、
ここで言う勉強の定義は

・いわゆる基礎医学の勉強
・治療テクニックの勉強

大きく分けてこの2つということで
進めて行きたいと思います。






特に学生とか若手の方々は、
まずその2つを勉強することが
自分のレベルを上げるために
必要不可欠なことだと信じてやまない人が
ほとんどなのではないでしょうか??


あるいは、
職場のクソみたいな先輩にも
そうやって教わっているかもしれません。






ただ、
子供の頃に
スポーツをやっていた経験でもあれば
みなさんおわかりだと思いますが


誰に教わるか??


その基礎基本が
本当に基礎基本として大事なことなのか??


これって、
とても重要だと思いませんか??






それこそ、
構造的な問題のみと
向き合っていれば済むのであれば、
いわゆる勉強だけすれば(実技も含め)
臨床力は上がるかもしれません。






しかし、
我々が対峙するような
慢性痛及び慢性症状における臨床というのは


コミュニケーションありき


ということが大前提です。






ロジカルに考えてみても、
その場でのトークが
手技以上に影響力が大きいということも
ざらにあるわけです。


あるいは、
専門性は担保しながらも
相手に合わせた納得度の高い説明も不可欠です。


それらを含めて、
ここではコミュニケーションとしておきます。






もちろん、
記憶、栄養、外部環境など、
考慮すべき要素は無数にあるわけですが、
今回は割愛します。






次に、
考え方のプロセスとして


治療=手技である



手技を理解するための基本として
基礎医学及び解剖学は非常に重要である



その勉強をすれば
臨床力は上がるに決まっている!!


と思っているとしたら、
その考え方もプロセスも間違っています。






もちろん
それも大事ではあるのですが、
何より重要なのは


いわゆる医学的な勉強と
コミュニケーションについてを
別分野のこととして完全に分けるのではなくて、
どちらも同一フローの一環として
横断的に理解することで相互に質が上がる。


ということです。






こと慢性痛の治療において、
解剖生理を基礎基本とするべきなのか??
という点からして
大いに疑問ではあるのですが、、、


それにしても、
解剖学と生理学にしたって、
もちろん随所で親和性はあるし、
相互理解は必要不可欠ではあるものの


構造と化学


という捉え方をすれば、
まったく異なる分野だとも言えるわけです。






それに対して、
それでもそこは基礎基本として
認められているにも関わらず、
コミュニケーションや問診というのは
あくまでも
医学そのものの基礎基本としては
含まれていないということ自体が
おかしなことだと思わざるを得ません。






少なくとも、
どう考えても
前回り受け身よりは大事だと思います。
※柔整師限定ネタですが






それこそ前述の通り、
単純に構造だけで見て完結することとか、
あるいは化学的にだけ見て完結することとか、
であれば話は別ですが


往々にして施術家が
対峙することが多いのは
慢性痛及び慢性症状だと思います。






やはりそう考えると、
いわゆる基礎医学のみを基礎基本として、
そして土台として考えてしまうことは、
まったく不十分だということになるわけです。






極論で言えば


黙っていて臨床が務まりますか??


黙っていて相手の背景がわかりますか??


黙っていて納得させることができますか??

※ここで言う臨床の定義は
 整体等における施術の現場のこととします。






ちなみに


治療技術さえあれば
黙っていても納得させられます!!


なんていう人がいれば、
論外も甚だしいので黙っていてください。






そんなわけで、
勉強したら臨床力は上がるのか??
ということについては


その『勉強』の定義によるし、
少なくとも
いわゆる医学的な勉強だけでは
施術家の臨床力は上げるには不十分である。


ということです。






伝わらない人には
伝わらなくて構わないので

揺らし方とか

指一本とか

何層とか

再起動とか

猫背矯正とか

世界の山ちゃんとか

筋膜とか

それがすべてだと信じて止まず、
それで幸せな人は、
そこで思考停止していればいいんじゃないですか。






そんなわけで、
グサッと来た方はぜひこちらへお越しください。

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そういや最近、
頭蓋とか脳脊髄液とか言う奴が減ったな。






それでは。


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