2020年2月19日水曜日

トレーニング指導の有用性と臨床の限界。



こんにちは。


久保田隆介です。


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4/19(日)札幌セミナー
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前回の記事では
パフォーマンスアップについて書きましたが、
ご覧頂けましたでしょうか??

⇒『パフォーマンスアップについて掘り下げる。』






特にアスリートに対して
パフォーマンスアップということを謳って
サービス提供するのであれば、
さすがに施術だけでは難しい場合が
非常に多いと思います。


もちろん、
施術で得られる効果も知っているので、
否定する気はまったくありません。


あくまでも捉え方の問題で、
パフォーマンスアップという位置付けについては
再考されるべきだということです。






今回の記事では、
実際のトレーニング指導についても
触れて行こうかと思いますが、
その前に、
こちらの記事もお勧めです。

⇒『施術とトレーニングはどっちが良いのか??』






さて、
それでは本題に移ります。






トレーニングをしようと思っても、
関節や筋肉に違和感を感じるようであれば、
運動効率を上げるための前段階として
手技が活躍してくれることも多々あります。


一方、
『治療=手技』とは限りませんから、
症状改善のために
運動の方が変化率が大きいこともあります。


あくまでも、
手技は治療という概念の中の
部分集合のひとつでしかないという前提を
持っておくべきだと思います。








先日、
Fリーグのフットサル選手の
トレーニング指導がありました。


チームの方針で、
次シーズンに向けて
高重量の筋トレが始まったそうで、、、


スクワット実施⇒膝が痛い


デッドリフト実施⇒腰が痛い


ということで、
それをいかにして改善するかという
相談内容でした。






今回のトレーニング実施にあたっての、
近況とリアルなヒヤリング内容について
概要をまとめておきます。


【近況】

次シーズンに向けて、
チームの方針として
高負荷なトレーニングに取り組んでいる。


【症状】

デッドリフトの際に、
~60kgくらいまでは問題ないが、
70~80kg以上になって来ると腰が痛む。


スクワットの際に、
高重量になればなる程膝が痛み、
アップ程度の軽さでも
膝周囲に張りのような違和感がある。


このような内容でした。






先程

トレーニングに先立って
手技が活躍することもあれば

治療として
運動の方が効率的なこともある

ということをお伝えしましたが、、、






結果的に、
今回は徒手アプローチは一切なく、
フォーム修正のみで
痛みを消失させることができました。







元々以前から、
それこそ“パフォーマンスアップ”のために
通ってくれているので、
今回は今回でフォーム修正もしつつ、
これまでの延長線上のトレーニングも
同日内で実施することができました。






これがもし、
普通の治療院だったら


何かの代替的な動作確認or検査をする



徒手アプローチをする



その代替的な指標では良くなっていても
実際の変化はその場ではわからない


というのが限界だと思います。


これは、
ウェイトトレーニングに限らず、
スポーツ動作でも、
日常生活動作でも同じように思います。
※詳しくはまた後程。






まず大前提として、
うちの院内では
ウェイトトレーニングができます。


ですから、
実際に70~80kgのウェイトを持って
症状の確認をしながら
治療(=フォーム修正)を
進めることができたという点が、
今回の肝になります。






これは、
私のセミナーなどでも
よくお伝えしていることですが、
多くの治療院では、
スポーツ動作やウェイトトレーニング、
あるいは階段昇降などで痛みがあると言われても、
その状況が再現できません。


それに対して、
何かしらその場で痛みを確認させるのが、
先程も書いた
『代替的な動作確認or検査』です。






あくまでも個人的な意見ですが、
リアルにテニスをやっている人の
テニス肘に対してチェアーテストだなんて、
愚の骨頂だと思っています。


それも
『代替的な動作確認or検査』のひとつですが、
整形外科的テストなどの多くが
それに当てはまると考えています。






その人の悩みが、
歩いたりしゃがんだりする際の
動作時痛であれば、
およそどこでも再現することができます。


しかし、
再現できない動作や環境に関しては、
実質的には治療効果がわからないわけです。


“臨床の限界”とも言えるかもしれません。






もちろん、
すべての症状に対して、
すべての環境を再現するのは不可能ですが、、、


実動作による変化はフィードバックが難しく、
無責任なまま
治療が進められてしまっているケースも
非常に多いと感じざるを得ないということです。






あなたはどう思いますか??






トレーニング時の痛みに対して、
それこそストレッチをするとか、
関節の調整をするとか、
そういったことでも良くなるケースも
あるかもしれません。


しかし、
今回はフォーム修正に時間を費やして、
結果的に痛みを消失させることができました。






だからといって、
フォーム修正が最適だったのか??


といえば、
それもそうとも限りません。


もしかしたら、
手技でも改善できた可能性はあります。


同一の事象に対して、
複数のアプローチを
検証することは不可能なので。






ただ、
実際にその場で
対象のトレーニング動作
及び重量が再現できたという意味では、
かなり精度の高いアプローチが
できたのではないかと思っています。






そういった意味では、
社会的に筋トレ人口も増えているので、
トレーニング器具を備えた治療院が増えることは
概ね賛成ではあるのですが、、、


自身がトレーニング経験がない


自身がトレーニング指導経験がない


トレーニングの勉強もあまりしていない


にも関わらず、
器具だけ備えている治療院が、
残念ながら非常に多いのが現状です。






できるだけ良いかたちで、
発展して行くことを願っています。








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▼今回選手と共有した主な内容▼


□スクワットによる膝痛の
 エラーパターンと修正についての
 考え方と実際のメニュー

□デッドリフトによる腰痛の
 エラーパターンと修正についての
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近日中にすべて公開予定します^^






それでは。


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