2019年11月19日火曜日

それは“原因”ではない。



こんにちは。


久保田隆介です。


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治療の精度を上げたい時、
あるいは
症状の改善が思わしくない時に、
重要視されることの代表格が
“検査”だと思います。

※違う文言での言い回しも
 いろいろあるかと思いますが、
 ここではすべて一緒くたに
 “検査”ということにして話を進めます。






その上で云われるのが


検査で原因を特定しましょう。


原因にアプローチしましょう。


などということです。






しかし、
どのような検査を用いたとしても、
どのような情報が得られたとしても、
それが“原因”であることは100%あり得ません。






それこそ、
ある部位に徒手介入をした結果、
疼痛緩和の変化率や
疼痛誘発の再現率が高いと


〇〇が原因です。


というように表現されることがあります。






しかし、
それは確実に間違っていて、
あくまでも


その症状に対する
変化率が高い関連部位は〇〇でした


っていう程度のものでしかなくて、
それを“原因”という言葉でまとめてしまうのは、
それこそ低リテラシーであると
言わざるを得ないということです。






「原因にアプローチしなければいけない」


「根本治療をするべきだ」


などといった発想の施術家が
非常に多いような印象がありますが、
原因にしても根本にしても、
それが本来どういったものなのか??
っていうことを
本質的に掘り下げて行けば、
いずれも到底わかり得ないということが
理解できるかと思います。






そもそもすべての症状が
『変化率が高ければそれが正しい』
というものでもありません。

※ここでいう“変化率”は、
 症状が軽減or消失に向かう方向性のこと






それこそ、
フィジカルに解を見出そうとしている検査
なんていうのは、
その他の要素を無視し過ぎです。


そこで、
脳や神経の反応を見ていますなんていう
手法もありますが、
それも都合の良い解釈ばかりしているような
ケースがほとんどです。


あるいは、
反射などを見ることで、
個体外に解を見出そうとする検査も
ありますが、、、


結局それにしたって、
すべては既知の情報の中にしか
選択肢がないケースがほとんどです。






そもそもの大前提として、
解に辿り着けると決め付けている時点で、
それが判断を捻じ曲げてしまう要因になるし、
何度も言うように


変化率が高いことと
“それが原因である”ということとは
まったくの別問題である。


ということです。






原因にアプローチしている
“つもり”になって満足ですか??


既知の情報の中に
すべての解が在ると思っているんですか??


変化さえ出ればそれが正解ですか??


いい加減に目を覚ましましょうって。






医学書を読む前に!!


セミナーに行く前に!!


小学生の国語の教科書から
見直した方がいいレベルの施術家が
ほとんどなんだよ!!!!!!






これ、
決してバカにしているとか
そういう話ではなくて、、、


適切に言葉を理解して、
適切に文章を理解して、
それらしい情報であっても
鵜呑みにせずに俯瞰する思考力がないと、
そもそも難しいことを勉強したところで、
それが適切に理解されるはずがないですよね。
っていうことを言っているんです。


それが読解力であり、
アウトプットする前提での理解であり、
つまりはリテラシーということの意味です。






いい加減、
響く人増えないかな…。






意味もわからないでしょ??


だからカスなんだよwww






少しでも、
業界が良くなりますように…。






あっ、
ちょっと前にアップしたこの動画も、
せっかく公開したのに低評価多過ぎだし。笑


理解されなかったからなのか、
続きは有料で…ってしちゃったからなのか、
なぜかはわかりませんけど。笑








今日もこのもどかしさを抱えて
生きてゆく…。






それでは。


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