from 久保田隆介
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こんにちは。
治療家の人に
よく聞かれることですが、、、
評価について知りたい
っていうやつ。
評価と、
検査と、
見立てと、
それぞれ何が違うのか?
っていうのは、
もはや言葉遊びみたいなもんで、
そこの違いについてを
カッコつけて語ったところで
何の意味もないので割愛します。
ってなわけで、
今回は評価っていう言葉に統一するとして、
じゃぁ評価って何なの?
っていう話。
例えば、
クイズとかって、
ぜったいに答えがあるじゃないですか。
でも、
評価が正しかったかどうかって、
ぜったい後付けでしかわからないんですよ。
もちろん、
事前に答えはあると思いますが、
“神のみぞ知る”
っていうところで、
少なくとも、
どこがゆがんでいるとか、
どこが硬いとか、
そんなチープな話ではないわけです。
しかも、
正解だったのかどうかっていうのを
確かめる術がないんですよね。
例えば、
患「腰が痛いんです。」
施「では、いろいろチェックしてみましょう。」
…
施「これは、仙腸関節の動きが悪いのが
腰痛の原因ですね。」
…施術
施「いかがですか?」
患「痛くなくなりました!」
っていうことがあると、
腰痛が解消した
↓
自分の施術に確信が生まれる
↓
評価にも自信が付く
っていうことになってしまう
施術家がほとんどだと思います。
ここで、
じゃぁその人の腰痛は
本当に仙腸関節の動きの悪さから
来ていたものだったのか?
っていう、
検証をする人がいないんですよね。
で、
残念ながら、
確認のしようもないし、
単一の対象(患者)に対して
2つ以上の方法を試すことは不可能だし、
これって大事な課題でありながら、
検証不可能なんですよね。
しかもけっきょく人って、
知っているものの中でしか
思考できませんからね。
そこにも
大きな問題があります。
例えば10年前は、
そんなにプランクは流行っていなかった。
だから、
「腰痛には腹筋がいい!」
なんて聞くと、
みんなシットアップ的な
腹筋運動をやっていた。
悲しいかな、
それを指導してしまう
治療家やトレーナーも多かった。
それがここ数年は、
多くの人がプランクをやるようになった。
良いか悪いかは別として、
“プランクをやる”という
概念がなかった人たちに、
新しい選択肢が増えたということ。
あとは、
それこそ5年前に
“筋膜”なんて言っている人は
ほとんどいなかった。
それが今となっては、
“すべての疼痛の原因は筋膜だった”
なんていう、
奇想天外な発言をする人も増えて、
終いには、
“筋膜治療専門”
なんていう治療院も出てきた…。
はい。
開業おめでとう。
ってなわけで、
もちろん正解率を少しでも上げられる
可能性を高めていくために、
勉強も探求も必要。
ただ、
そもそも評価法云々というより、
“視野や見解を広げるための思考”
っていうのを磨いた方が、
余程前に進めるだろうと思います。
治療家って、
そこが弱いですよね。
だからみんな、
◯◯法とか、
◯◯テクニックとか、
そういうセミナーに行っちゃう。
で、
こっちが、
「もっと基礎基本を大事にしようぜ!」
「もっと考え方とか思考を共有しようぜ!」
って言っても、
振り向く人はごく少数。
治療家業界の、
リテラシーの低さが伺えます。
そんなわけで、
治療にしてもトレーニングにしても、
良い結果が出ても出なくても、
もっと深くまで考えてみるクセを
付けましょうね。
っていうことです。
そのためのきっかけがほしかったら、
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