2017年7月19日水曜日

良い姿勢よりも良い動作。

from 久保田隆介



こんにちは。



さて、

“良い姿勢”

ってよく言いますけど、
それってどうなんでしょうか?



姿勢云々という論議をする際には、
往々にして静的アライメントを指すことが
ほとんどだと思います。



それももちろん大切ではあるのですが。



良い姿勢って何ですか?

という問いに対して、
重心線の話とか出してきちゃった日には、
お粗末もいいところです。



教科書で読んだ通り、
重心線に沿うことが理想だと
思ってしまってはいませんか?




また、

“良い姿勢”

というニュアンスはもちろん理解はできますが、
見た目で言うバランスとして捉えるのであれば、
要は動作の中の一瞬を切り取ったようなものです。



日常生活動作も、

スポーツ動作も、

連続性のあるものですから、

“良い姿勢”

よりも、

“良い動作”

に着目する必要があると思います。




では、
“良い動作”とは何か?



良い動作というのも、
もちろんケースバイケースではありますが、
動作時の負担や効率というのは、
ほとんど物理的に証明することができます。



しかし、
繊細な動作や反応があることにより、
完全なる物理なのかといえばそうではないし、

では、
それをバイオメカニクスというのか?
というと、
それもちょっと違うんですよね…。




良い姿勢とは何か?

良い動作とは何か?



これもけっきょく考え方は多種多様だと思いますが、
ぜひ考えてみてください。




特に治療家は、
静的評価をすることはあっても、
動的評価に重きを置くケースが非常に少ないと
感じています。




だいたい動作について何も考えようとしない治療家が、
院内のトレーニング指導で、
根拠もなく
「体幹トレーニング!」
とか言って、
無駄にプランクとかやらせちゃったりするんですよね…。





良い姿勢って何ですか?

良い動作って何ですか?



って聞かれた時に、
簡潔に応えられる準備をすることが、
情報の整理に繋がると思いますので、
ぜひみなさんも考えてみてくださいね。



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