2017年5月29日月曜日

将来について考える


from 久保田隆介



こんにちは。

これは特定の業種に限った話ではありませんが、
とりあえず治療家業界についてということで
話を進めていきたいと思います。

治療家で、
こんなこと考えたこともないという人が、
少しでも何か行動をするきっかけに、
あるいは何かを考えるきっかけになればと思って、
強く想いを込めて書きました。



みなさん、
老後のことって考えていますか?

私は考えています。

もちろん準備はまだまだ不十分なので、
これからがんばらないといけないと思っています。



かなりざっくりな計算ではありますが、
少しでもみなさんが仕事を頑張る
モチベーションになればという思いで、
お伝えしていこうと思います。



準備は良いですか?




【ほぼ無意味な現在の銀行金利】

ほとんどの人が、
銀行にお金を預けていると思います。

あなたもそうですよね?

現在の銀行の金利って、
どれくらいか知っていますか?


有名所で…

三菱東京UFJ銀行…0.001%

みずほ銀行…0.001%

三井住友銀行…0.001%

どこも変わりませんね。

つまり、
一年間1000円預けておくと、
1円の金利が付くということです。

これ、嬉しいですか?



では、
1980年代後半から、
1990年代初頭の好況期、

いわゆる“バブル期”と言われていた時の日本が、
どれだけの金利だったかご存知ですか?

もちろん銀行や商品にもよりますが、
郵便局に10年定期で預けた場合、
金利は8.64%そうだったそうです。

定期預金で6~8%だったらしいので、
およそ7%として話を進めてみましょう。

すごい金利ですよね…。



【72の法則に見る、10年と72000年という差】

金利のすごさを知るにあたって、
とても便利な計算法があります。

それが“72の法則”といわれるものですが、
どういうものかというと、

72÷金利=何年で預金が倍になるか?

という計算式です。


つまり、
バブル期の金利は約7%だったわけですから、
約10年間銀行にお金を預けているだけで、
お金が倍になっていたということなんです!

これ、めちゃめちゃすごいですよね?

約30年前の日本は、
それだけ景気が良かったんです。


では、
現在の0.001%という普通預金の金利で銀行に預けておいて、
お金が倍になるためには何年間預けておけばいいのか?

というと…

約72000年間預けておかないと倍にならないんです!!

死んでますよね^^;

※定期か普通かという細かい話はさて置き。



【退職金が倍だぜ】

「老人は金持ちが多い」

なんて言われていますが、
どんな理屈でそう言われているのでしょうか?


まず、
今から30年前に引退した人が、
バブル期の定期預金に退職金を全部入れたとしますよ。

そしたら10年間寝て待つだけで、
その退職金が倍になっていたわけです。


「魔法かよっ!!」


ってツッコミたくなりますよね。


で、
夫婦で合わせて年金25万円/月もらうとするじゃないですか。

仮に老後60~90歳の30年間だとして、
12ヶ月×30年間×25万円=9000万円

ですよ。

つまり、、、

9000万円+退職金(←倍)ってなったら、
余裕で1億円超えちゃうじゃないですか!!


つまり、
ある程度の規模の、

□厚生年金あり
□退職金ガッポリ出る

っていうところに勤めていた人であれば、
今の後期高齢者たちは、
個人的な貯金をそれ程がんばっていなくても、
それでも老後の1億円超のお金が約束されていた!

ということになるんです。



治療院業界なんて、
そもそも長年勤務したからといって、
退職金制度があるところなんて聞いたことないですよね。

厚生年金は加入している所もありますが、
そもそも“年金”という制度自体がもはや不確かなものです。


最近は「待遇が良いところ」と言って、
社会保障をしっかりしているグループ院なんかが
けっこう人気なようですが、
現状での社会保障(社保、厚生年金)への加入が
しっかりしているからといって安心してしまっているようでは、
ちょっと恐いですよね…。

※もちろんちゃんとしている会社が素晴らしいとは思っていますよ!
念のため。



【今の若者たちは??】

私の父親がよく言っていますが、

「俺らが働き始めた頃は、退職は55歳だったんだぜ」

と。


で、例えばですが、
消費税ができたのって1989年なんですよね。

まだ消費税の歴史って30年足らずなんですよ。

にも関わらず、
3%から始まって、、

5%になって、、、

8%になって、、、、、

10%になろうとしていて、、、、、、


定年だって、
今75歳になるとかならないとか議論されているわけじゃないですか。

30年あると、
それだけ国の制度も変わるってことですよね。


消費税という概念が無かったところから、
10%にまで上がる話になってしまう…。

定年が55歳だったところから、
75歳になるという話になってしまう…。


それが、
30年という歳月なんです!!


治療家である以上、
退職金が無いのは確定。

年金もあったって国民年金がほとんど。

今でさえ約6万円/月くらいしかもらえません。

かと言って、
厚生年金だから安心だなんていう理屈には一つもなりません。


あとは、
「年金が無くなるか、無くならないか?」
という話はちょっと論点が違うと
個人的には思っています。

無くなりはしないとして、
「どれだけ減って、何歳からになるか?」
っていう考え方が妥当なんじゃないかな?


90歳以降、3万円/月

とかなってたりしてね笑
※根拠はありませんよ。


今30歳の人が60歳になる時の
日本がどうなっているかなんて、
まったく想像が付きません…。


かといって、
40歳や50歳の治療家だって、
数年後あるいは10年以上先のことをちゃんと考えている人なんて
そこまで多くはないと思います。


みんなどうなっちゃうのかな。
(自分も含めて。)



まぁとにかく!!

今の高齢者たちと、
治療家の将来というのは、

今から1億円以上の老後資金の差が出ることが確定している!!

ということです。



まわりの大人や高齢者がなんとかなっているのを見ているから、

「普通にがんばっていれば何とかなるだろう。」

と思っている人が多くなってしまうわけですが、
現在の就労世代は何とかならないんですよ。


それに気付いていますか?


今の高齢者たちを見ながら
「自分たちもきっと何とかなるだろう。」

と思って見ているのは、
戦場に完全武装で戦車に乗って乗り込んでいる人を
全裸で竹馬に乗って見ていながら
「自分も無事でいられる!」って言っているようなもんですよ。

それくらい条件が違うということです…。


【だからこそ開業?!】

でも我々には武器があります。

そう。

“手に職”

という最強の武器です。

もちろん、
すべての人が開業に向いているわけではないですし、
誰もが成功するわけでもありません。


でも最近いろんな同業者の人の話を聞いていると、
開業したいから開業を考えているということではなく、
開業しないと将来やばいから開業する、
という人も増えているように感じます。


考えてみてください。

あなたを雇っている院長や社長が、
スタッフの老後まで考えていると思いますか?

スタッフのことを大切にしてくれてはいても、
さすがにそこまでは責任持てませんよ。


もちろん今が大事なのはわかりますけど、
ちょっと30年後とか40年後とかについても考えてみませんか?



【1億円超の差を埋めるための“手に職”?】

先程、
今の高齢者と比べると1億円以上の老後資金の差が出ることが
確定しているとお伝えしましたが、

その対策として具体的にどうすれば良いのか?

具体的には2つあります。


まず1つ目は、

人生を
30~60歳の30年間、
60~90歳の30年間で分けたとして、

30~60歳の時に稼いだ額の半分を貯金しておくという方法。

まぁ実際には投資とかしていくと、
きっちり同額貯めておかなくても同額以上にすることはできますが、
とりあえず単純計算ということで。

しかもほとんどの人が、
投資とかしないでしょうからね笑


あとはよく使えないファイナンシャルプランナーの人とかの
記事とか話とか聞くと、
50歳以降はそれまでの7割の額でOKとか言われていますが、、、

たしかに子供の学費とか加味すると、
一見出費は少なくなるように思えます。

しかし、
医療費は?

旅行は?(←贅沢ですが)

と思いますし、
何より孫や子供に何もしてあげられない老人には
なりたくないなーと、
私は思っているので、
けっきょく若い時と同水準で考えた方が良い気がしています。



そうなると、
年収1000万円だとして、

額面で83万円/月

手取り約60万円/月

ってことは、
60歳で引退したいと思って、
なおかつ年金なんて何のあてにもならないことを考えたら、

年収1000万円レベルの人が、
ようやく月30万円レベルの生活ができる。

っていう悲惨な話になっちゃうんですよね!!

そんなヒドイ現実を考えたことがありましたか?



2つ目は、
ずっと働くということです。

「“手に職”だから、定年が無くて良いよね~。」

とか言われたことはありませんか?

さすがに定年が無いからヨッシャー!!

とはなかなか思えませんよね笑


とはいえ現実的に、
働き続けないといけない確率も高いわけです。

そうなると、
健康って本当に大切だと思いませんか?


他にもいろんな方法はありますが、
大きく単純に行くとこの2つのどちらかでしょうね。。



【けっきょく何が必要なのか?】

我々が今後もこの業界でやっていく以上、
知識、技術で特化していくことが必要不可欠であることは
言うまでもありません。

そして、
やはり何よりいちばん大事なのは“健康”でしょう。


開業したって、
健康じゃなければ現場に出られません。

組織や仕組みだって、
どんなに良いものを作り上げても、
どうなってしまうかは誰にもわかりません。

まず自分が健康であれば、
何かしら働くことはできるし、
あがくことができます。

健康でなければ、
もがくことも、
あがくこともできないですから。


あとは今のみなさんのステージによって、
開業が現実的ではないとか、
こうは言われてもまだ将来について考えるイメージが湧かないとか、
いろいろあると思います。


でも、

「ちょっと視野を広げないといけないかもな。」

ってだけでも、
思って頂けたらとても嬉しいです^^



けっきょくこの業界でやっていく以上、
スキルアップは欠かせないということ。

将来について、
もうちょっとだけ深く考えてみた方が良さそうだということ。

“健康”が何より大事だということ。


お伝えしたかったことはそんな感じです。





で、

もしかしたらこれを読んで、
急に「自分も開業しないと!!」
って焦る人もいるかもしれません。


やることって本当にいろいろあるんですよね。


やっぱり、
一人だと難しいですよ。

勉強するのも、

考えるのも、

情報を得るのも、

モチベーション保ちつづけるのも、

がんばり続けるのも。



治療技術の面、

今回お伝えしたような情報や考え方の面、

経営や開業について、

投資について、

健康について、

コミュニティについてなどなど。



きっと、
何かしらあなたのお力になれると思います。



この内容を読んで、、、

□もっと治療技術を上げないといけないと不安になった
□もっと考え方を変えていかないといけないと感じた
□もっと情報を得ていかないといけないと感じた
□「開業しないといけないかも!」と思ったけど自信がない
□何かビビッとは来たけど、何をしたらいいかよくわからない
□以前からブログ、YouTube、Facebookでファンだった(←嬉しいっす)

ってどれかに当てはまって、
私とコンタクトが取りたいと感じてくださった方は
ぜひお気軽にご連絡ください。
therapy.trainer.f@gmail.com


動かなきゃ何も始まらないっすよー!!



あとはね、
Facebookで告知しているこのイベント、
まだこれからなんですよ。

今回した話も含めて、
いろんな話がしたい人は、
ぜひ参加しちゃってくださいね♪
↓↓↓↓↓


【秘密の夜会in Yokohama】

久保田隆介と鈴木一登と飲みませんか?
というこの企画。

まだ空いてますよー♪

こりゃー来ないと損だ。

【詳細】

日時 6/10(土)19:00~

場所 横浜駅周辺

会費 普通に割り勘

定員 先着15名

お申し込み
https://form.os7.biz/f/923a036f/






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