2020年3月10日火曜日

〇〇は指摘するべきか??~判断基準の一例~



こんにちは。


久保田隆介です。






まずはじめに、
実際に患者さんに貼った
テーピングの写真を公開します。


早速ですが、
こちらになります。






若干色が白く飛んでいるので、
ベージュのテープが見にくくてすみません。






O脚を改善させることが有効であると
判断した患者さんに対する
持続的な刺激のひとつとして、
テーピングによるアプローチを実施した
具体的な一例です。






このブログでは
常々発信していますが


ゆがんでいても
痛みがない人もいるし


筋肉が硬くても
凝っている自覚がない人もいるし


筋力が弱くても
痛みも違和感も何もない人もいます。






それこそ、
O脚(=現象)でも何でも完全に放っておいて、
症状にのみアプローチするようなケースも
多々あります。






ですが、
今回の写真の患者さんのケースでは、
O脚を改善して、
脚のラインをキレイにすることに
かなり重きを置いています。






では、
O脚(その他の“ゆがみ”も含め)を
放っておく場合と、
改善させる場合と、
どのような基準で判断しているのか??


というと、
もちろん状況によって
様々な判断基準があるのですが、
いちばん単純なのは


患者さんが自覚して
症状との関連性を意識しているかどうか??


ということです。






これも絶対ではないのですが、
患者さんのイメージの中で、
その現象と症状が結び付いている場合、
その現象を変化させることで
症状も寛解する確率が高いです。






しかし、
“絶対ではない”と書いた通り、
その現象を変化させたところで、
症状の変化が伴わない場合もあります。






その際に

「実は関係ありませんでした~」

なんていうことを
後付けでお伝えするかたちになると、
そこで信頼性が下がることもあります。






ですから、
事前の説明が大事なのは言うまでもないですが、
かと言って、
あまりにあれもこれもと説明して、
患者さんの中に


無駄な設定


を作ってしまうのは、
それこそマイナスになる場合もあります。






よくいるのが、
本人も自覚していない上に、
症状との関連性もそこまで高くないのに


O脚がですね~


猫背ですね~


アーチが〇〇ですね~


ゆがんでますね~


硬いですね~


などと煽る施術家が
残念ながら非常に多いです。






それこそ、
無駄に指摘して
マイナスイメージを作る必要もないのに
不安を煽るようなやり方は、
新型コロナで庶民を煽っている
クソメディアと同じようなものです。






もっとも、
何かしら指摘されたい系の人も
中にはいますから、
もしそのように見極めたのであれば、
何かしら伝えてあげても良いですけどね。






簡単にまとめます。


患者さんに満足してもらうために
しっかりとニーズに応える変化を出すこと


そのために
事前の説明を怠らないこと


しかし
無駄な設定を作ってしまわないこと


これらのことが、
非常に重要なのではないかいうことです。





ただし、
ニーズに応えることが、
必ずしも真理であるとは限りません。


それもいつもブログでお伝えしている通り


商売目線なのか??プロ目線なのか??


ということは、
明確に分けられるべきだと考えています。






そのようなことについては、
過去記事もたくさん読んで頂きたいですが、
直近では、
前回の記事の後半部分に、
ヒントになることが書いてあります。


⇒3/9(月)更新の記事はこちら


こちらもぜひ参考にしてください。






症状を変化させるための
小手先のテクニックばかりに、
盲目に躍起になってしまってはいませんか??






それでは。


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