2019年11月6日水曜日

運動器バイアス



こんにちは。


久保田隆介です。


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例えば、
精神的なストレスでお腹が痛いとして、
病院に行ったら


胃酸が過剰なのが原因ですね。


みたいな話になっちゃうことも
多いのではないかと思います。






でもそれは、
半分正解で半分間違いだと思います。






わかりますよね??






あくまでも、
ストレスが原因だということです。






そうですよね??






って言いたいところなのですが、
例えばその“ストレス”の問題が
職場にあるとして


その人の捉え方とか


周囲との関わり方とか


もしかしたら
本人にも落ち度はあるかもしれないし


ストレスが原因だと言い切ってしまうことは
甚だ安直だと言わざるを得ません。






って言いたいところなのですが、
とりあえずここでは、
ストレスに端を発したということで
共通理解として頂ければと思います。






つまり、
バカでもわかりやすいように言うと


何かがあった



【結果】
胃酸の過剰分泌が起きた



【症状】
お腹が痛くなった


っていうことになるので、
ここで挙げた“結果”の部分を
原因だということにしてしまうと、
まさに対症療法的になってしまう
ということです。


そこで、
上記の“何かがあった”を原因とすると、
より抽象度は高くなるわけで、
それを単一の構成要素で語ることは
非常に難しくなります。






「これが原因です。」


「これが根本です。」


って言い切ってしまえば簡単だし、
言いたい気持ちもわかるし、
そうしてしまうことで得られる
伝わりやすさもあるのかもしれません。


ただ、
そう簡単に済ませてしまって
いい話ではないと思っています。






そして、
これが運動器的なものに対象が変わると、
より盲目になる人が急増します。






それこそ


腰痛の原因はゆがみです。


って、、、



そもそもゆがみが
絶対条件なわけでもないし、
仮に関連要素ではあるとしても
“なぜ“が非常に重要だし、、、


先程も書いたように
その“なぜ”が対象となることで
より抽象度は高くなり、
それが単一の構成要素のみに
依存するわけではないということは
明らかなので、
「これが原因です!!」
なんて言い切ることは、
やはり難しいということになります。





っていうことについて
解説していた部分をサラッと切り取ったのが、
先日公開した
こちらの動画だったのですが、、、








まさかの低評価の数wwwww






まぁアンチはどうでもいいんですけど、
物理的に普遍な部分についてさえ
共有することができない
リテラシーレベルというのは、
素人ならともかく、
それが(たぶん)同業者だということが
とても悲しいです。






これも以前から
ずっと言い続けていることですが、
情報というのは、
好き嫌いで区別するものではありません。


嫌いな人が言っていることでも、
正しいことは正しいです。


好きな人が言っていることでも、
間違っていることは間違っています。






それを
好き嫌いのフィルターを通すことで
情報の価値をゆがめてしまうようであれば、
それこそまさに、
リテラシーと俯瞰力の
不足によるところだと思います。


なので、
そんな相手はどうでもいいんですけど、
同業のプロとして悲しいということです。






とりあえずアンチの奴らは、
再生数伸ばしてくれてありがとなwww






話を戻します。






要は、
腰痛とか膝痛とか、
およそ運動器的な部位に症状が出ると、
その原因やら関連要素やらを
運動器ならびに解剖学や構造にばかりに
見出そうとしてしまうような
施術家があまりにも多いですが、、、


僕はそれを


運動器バイアス


と名付けることにしました。

※解剖学バイアスかな??
 構造論バイアスかな??
 まぁどうでもいいですが…。






目を向けるべきものは、
運動器以外にも
たくさんあるということです。






より抽象度の高いものに目を向けて
解を求めようとするのって、
作業としてはしんどいんですけどね。






ですが、
施術家は往々にして
過度な“欲しがりさん”ばかりなので、
具体的な答えまがいのものをくれるような
人気の先生のことを
好きになりがちだと思います。






具体的で答えっぽいものをくれる先生よりも、
一緒に迷宮入りしてくれる先生の方が、
余程有能な場合が多いと思うんですけどね。






ただ、
理論や真理ばかり追い求めていても、
現場の仕事は回りません。





こういったことを考えつつも、
臨床の質を高めていくこともまた、
当然必要になって来るかと思います。






では、
具体的なその方法については、、、





もちろん有料なので。笑






知りたい人は、
ぜひ一緒に勉強しましょう。






それでは。


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