2018年10月16日火曜日

問題のすり替え



こんにちは。


久保田隆介です。


昨日テレビで
鈴木亮平さんが出ていた
世界遺産の番組で見たのですが、
ビクトリアの滝って、
毎分50億リットルの水が
流れているんですって。。。


スケールデカ過ぎですよね。


仕事がんばって、
将来は世界遺産とか絶景とかを
見に行きまくりたいです。


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さて、
昨日Facebookを見ていて、
インストラクターさんの
レッスンの広告を見かけました。





“姿勢改善”についての
レッスンとのことでした。





それを見た瞬間、
ふと違和感なく
「なるほど。
 この人が姿勢改善のレッスンをするのか。」
って、スッと入ってきました。


その人自身が、
インストラクターだけあって
きれいなボディラインをしていますし、
レッスンの内容が
“いわゆる良い姿勢”を
目指すものだと思うんですよね。
(受けていないのでわかりませんがw)


なので、
もう一回書きますが、
違和感なくスッと入ってきました。






一方、
整骨院とか整体院でも、
姿勢改善なんていうのは
いくらでもやっているじゃないですか。


猫背矯正


背骨矯正


骨盤調整


O脚矯正


まぁ何でもいいんですけど。





でもそれを見ても、
いつも違和感ばっかりなんですよ。





っていうのも、


まずお前がシャキッとせーよ!!


とか、


さすがにお前はデブ過ぎるだろ!!


っていう施術家が、
本当に多いんですよね。





で、
じゃぁ痩せていて
背スジが伸びていれば
それでいいのか??


っていうと、
そういうわけでもないのですが。





そもそも、
「姿勢を良くしたい」
みたいなニーズなのであれば、
何も問題ないと思うんですよ。





しかし、
多くの施術家は、
ニーズが痛みをはじめとする
何かしらの“症状”であるにも関わらず、
その問題をすり替えているだけという
ケースがけっこう多いと思うんですよね。





そういう観点から考えると、
実にしょうもない整骨院が
多いなぁーと感じるわけです。





姿勢改善でも骨盤調整でも
何でもいいんですけど、、、


別に姿勢や骨盤まわりが
何かしら悪いとしても、
それ自体が目の前の症状に対しての
最重要課題というわけでもないのに、
自分が姿勢や骨盤を売りたいからって、
その方向性になっちゃってるんですよ。


これ、
商売だと思って割り切った上で、
姿勢だの骨盤だの言っているなら、
まだいいと思うんです。
(ユーザー的には最悪だけど。)


ところが、
姿勢や骨盤を整える(?)ことが、
マジで何よりの最重要課題だと
本気で思っちゃっているとしたら、
いよいよやばいんですよね。


で、
たぶんそういう人が多いという現実。





念のため
もう一度言っておきますけど、

「姿勢(見た目)を綺麗にしたいです!」

みたいなニーズなら、
もちろん全然OKだと思います。





いま問題にしたいのは、
腰痛、肩こり、その他、、、


っていうことに対して、
姿勢や骨盤が問題だっていうことに
勝手にすり替えて売りつけるなよ
っていうことです。





まぁニーズも多様な時代なんで、

外傷診れないとダメでしょ!!

痛み取れてなんぼでしょ!!

とかって
言うつもりもないんですけど。






とにかく
治療と姿勢改善をごっちゃにしている
っていうのは、
ダメなケースだと思うんですよね。


あくまで個人的な意見ですけど。






例えば、
腰痛とか肩こりで
来た患者さんがいるとしますよ。


で、その整骨院に、
姿勢矯正とか骨盤調整とかの
決められたメニューがあるとしますよ。


で、それをオススメするっていう流れ。





それって、
ランチのお客さんが、

「こっちのアラカルトメニューの
 こだわりパスタが食べたいんですけど♪」

って注文しているのに、

「そんなことより、
 当店のおすすめランチをどうぞ!!」

って言っているような
もんじゃないですか。


そこはこだわりパスタ出しとけよ!!
っていう。


いや、
ちょっと違うかwww





まぁこの中途半端な例え話は
どうでも良かったので
忘れて頂くとして、、、





要は、
患者が訴えている症状に対して
その手法が
最適だというわけではないにも関わらず、
そのメニューを売ろうとしていませんか??


っていう話です。





なので、
余程何かそれだけに
特化するのであれば別として、、、

○○矯正

○○テクニック

っていうのを売りにして、
『売上・リピート率アップ!!』
みたいにやっているのは、
もはや悪でしかないっていうことなんですよ。

※悪じゃない場合もあるけど、99%は悪w





施術家は、
なぜそんなものに
振り回されてしまうのでしょうね。


素人じゃあるまいし。





以前僕が勤めていた整骨院では、
基本のコース名が
『マッサージコース』でした。

まぁその時点でアウトなんですけど、
それは便宜上ということで
触れないでおくとして、、、


整体が、
・部分調整
・全身調整
っていう2つに分かれていたんです。


部分調整は、
一箇所の矯正だけで+¥500
全身調整するなら+¥1000
っていう。


で、
当時は今ほど知識も勢いもなかったですが、
それでも院長に、
こんなようなことを言いました。

「部分だけ調整して解決できることなんて
 ほとんどないし、
 メニューが分かれていると
 高い方が勧めにくくなるので、
 そもそも部分調整なんていうメニューは
 いらないと思います。
 やるなら全身調整のみにして、
 別にどの程度やるかは施術者が
 その都度判断すればいいじゃないですか。」

って。

そうしたらその意見が採用されて、
当時うちの院ではすぐに
“部分調整”のメニューがなくなりました。
当時22歳でした。

みんな、
職場環境を言い訳にしないで、
言いたいことは言おうぜw





患者ありき、
症状ありきなはずなのに、、、

自分の持ち合わせている
ツールありきになっていないか??

っていうのは、
常に気を付けていないといけませんよね。






もちろん、
詰まるところ誰もが
そうなりがちとは思います。


持っている以上のものは
出せないので。


それに僕もこんなこと書いておいて
自分自身もそうなりがちですけど、
やっぱり得意なやり方に
寄ってしまいがちになりますからね。





ただ、
いろんなことを身に付けていると、
たとえばその場の“発想”で、
手の当て方やアドバイスの言葉が
自ずと出てきたりするじゃないですか。


それくらいのレベルが、
最低限の理想値かななんて思っています。





そうではなく、

こんなメニューがありますよ

うちは○○法でやっています

なんていうのは、
本当にそんなんでいいのか??
っていう話なわけです。





もちろん、
そこそこ元気な人には、
いろいろ提案して、
いろんな刺激を入れてみても
良いかもしれませんけどね。





問題をすり替えて、
無駄な刺激を売るのであれば、
それは業界の汚点でしかないです。





とはいえ、
難しい症状ってたくさんありますけど、
ちゃんと向き合っていたいですよね。





それでは!






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