2019年7月1日月曜日
トップチームでの活動を夢見る学生のあなたへ
こんにちは。
久保田隆介です。
さて、
普段は現役の同業者に向けた内容が
ほとんどですが、、、
今回はタイトルの通り、
スポーツのトップチームでの活動を夢見る
学生もしくは20代前半の
トレーナー学生や治療家学生のあなたに
読んで頂きたいと思います。
結論から言います。
下記の方法を本気で実践すれば、
もはや夢はすぐそこです。
①現役トレーナーに近付く
あなたが関わりたいと思っているチームで
現在活動しているトレーナーさんの
名前を調べましょう。
チームや企業を介して、
ファンレターのように手紙を書いてみても
良いと思います。
あるいは今の時代であれば、
SNSでそのトレーナーさんの
名前を調べてみましょう。
一昔前まではそんなことできませんでしたが、
今の時代は簡単にコンタクトが取れます。
それで、
お会いするアポを取るなり、
その人のセミナーに行くなりして、
まずは存在を認知してもらいましょう。
そこから先は頻繁に連絡をしつつ、
知識、技術、コミュ力を磨いておいて、
もしチャンスが巡って来たら
即対応できるようにしておくことです。
他人よりも知人の方が
当然チャンスが巡って来る確率は
高くなると思います。
あえてもう一度書きますが
“頻繁に”ですからね。
②所属先を調べて近付く
名前を調べるのと同じです。
その競技やトレーナーによっては、
チーム名とは別に、
所属団体名や所属企業名がわかります。
例えば、
『所属 株式会社〇〇』
『所属 〇〇整骨院』
などと書いてあることもザラです。
そうしたら、
そこに就職しましょう。
提携企業から、
チーム専属トレーナーとして派遣されるのは
とても多いパターンです。
逆に言えば、
提携先からトレーナーの派遣を
受けているようなチームでは、
基本的に個人で入り込む余地はありません。
③求人を欠かさずチェックする
ここ数年の間だと、
野球の日ハムなんかは
たまに求人をしていますよね。
枠が少ないという意味では、
もしかすると選手以上に
狭き門と言えるかもしれません。
トレーナー、コーチ、アシスタント、
呼称や役割は様々だと思いますが、
チームサイトや求人情報などを
欠かさずにチェックして
チャンスを逃さないようにしましょう。
いかがでしょうか??
細かく言えばもっといくらでもありますが、
上記の3つを本気で実践できれば、
たぶんすぐに繋がりますよ。
また、
一応①も書いておきましたが、
②の恩恵で活動している人に対して
個人的に繋がりを持てたとしても、
その人は一社員でしかなく、
何の力も持っていないケースも
けっこう多くありますから、
人脈としては①も大事にしつつ、
②の行動をする方が
より現実的かと思います。
もちろん、
この①~③を実践したところで、
夢が叶うとは限りません。
ただ、
知ったからには、
すぐに情報を調べて
該当するトレーナー全員に
連絡を取って
該当する企業すべてに
履歴書を送って
なんていうのは、
今から3時間もあればできますよね。
それでもやらないのは、
教えたストレッチもやらないで、
何ヶ月もずっと痛ぇ痛ぇと文句を言っている
おばさんと同じレベルですよ。
トップチームのトレーナーを
目指しているあなたが、
その辺のおばさんと同じレベルだなんて
なんともおもしろいですね。
あとは最重要なことがあります。
それは
暇であること
です。
僕も今までに、
ラグビー、バスケ、バレーボールの
トップチームでトレーナーをやらないか??
というお声がけを頂いたことがあります。
でも、
全部開業後だったんですよね。
もちろん競技にもよりますが、
日本代表のヘッドトレーナーといえども
・治療院の家賃、固定費
・家族の生活費
・その他経費
これらがすべて賄える程の高い給料なんて
到底もらえるはずがありません。
ですから当然OKできないですし、
既存のお客さんを蔑ろにできる程
暇でもありませんでした。
※あくまでも一例ですが、
以前僕の知人がオファーを受けた
ナショナルチームのトレーナー案件は
日当1万円で、
もちろんその知人は断っていました。
これから先、
何があっても、
どんなタイミングでも
オファーに対応できるためには、
暇であること
あまり責任を背負っていないこと
これらは現実的に
かなり重要な条件になります。
今の仕事で、
ある程度の責任を背負っていて
暇もない程忙しかったら、
他の現場に移る余裕なんてないですからね。
学生も若手も超甘い人が多いので
あえて印象の悪い言い方をしましたが、
要はそれくらい、
それだけにすべてを賭ける必要があるくらい
チャンスを得るのは難しいということです。
僕もトレーナーの養成校に通っていましたが、
今になって考えてみると、
有益な情報をくれる先生なんて
ほとんどいませんでした。
今回のブログの内容くらいであれば、
ある程度業界にいればわかるし、
教えても実践する学生なんていないし、
むしろ実践するか否かで本気度が測れるし、
教えてあげたら良いと思うんですけどね。
それなのに、
学生時代に教わることといえば、
トップチームに関わるためには、
それ相応の知識と技術が必要です!!
みたいなことばかり。
これもそこそこの年数、
業界に関わって来たからわかりますが、
スポーツのトップチームに関わっていても、
だから凄いとはまったく限りません。
要は、
学生時代や若手時代に
あれだけ
知識だ、技術だ、コミュ力だ!!
って言われまくったにも関わらず、
トップチームでの
トレーナー経験を持つ人と
これまでに数十人は出会って来ましたが、
たいしたことのない人の方が
多かったということです。
※もちろん素晴らしい人もいたということは
念のため書いておきます。
経験を積むに当たって
十分な環境に身を置くことも
大事ではありますが、
わりとフラフラしている人にこそ
仕事が回ってくるというのは
意外とリアルな話です。
ただ、
フラフラしているだけで
能力的に使えない人間には
当然仕事の話もするはずがないですから、
ある程度時間のゆとりも作りつつ、
自分を律して効率よく実力を磨くこと
ができた人には、
仕事は回って来やすいでしょうね。
あとはここ最近も学生に
俺の勉強会、無料で来てみても良いよ??
◯◯さん紹介してあげようか??
っていう提案を何人かの子にしましたが、
がっついて関わってきた子は
残念ながら一人もいませんでした。
そうなるとこちらとしては、
「けっきょく口だけかよ。」
って思わざるを得ませんし、
それが事実だと思います。
今回の内容がわかったのであれば
しっかり行動するべきだし、、、
そもそも、
学校で教わる程度の
「知識、技術、コミュ力!!」
っていう教えを信じているにしても、
だとしたらなおさら
周りと同じレベルの
勉強しかしていないくせに
何言ってんの??
って話なわけです。
結論をめとめると
行動力と決断力と実力があれば
誰でも夢は掴めるけど、
ほとんどの人が口だけだから叶わない。
っていうことです。
ちなみに、
トップチームでのトレーナー経験が
あるからといって、
別に身銭を切って
チームを経営をしていたわけでも
何でもありません。
ですから、
トップチーム出身のトレーナーが
治療院やジムを開業して、
けっきょく経営が上手く行かなくて
苦しんでいるなんていう話は
わりとよく聞く話です。
別に、
◯◯のチームでトレーナーやってました!!
って言ったところで、
それで簡単に集客できる程
現実は甘くないですからね。
あとは何より、
アスリートと関わっているから
かっこいいとか、
そんなことはまったくないですよ。
例えば整骨院で、
高齢者を相手にしっかりと
ニーズに応える仕事が
できているのであれば、
それは十分に尊いことだし
仕事としてかっこいいと思います。
もう一度聞きます。
あなたの夢は何ですか??
それでは。
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