from 久保田隆介
こんにちは。
今日ご来院された60代の女性。
とても気に入って頂いております。
今日はなんだか、
いつもより腰の筋肉が硬かったんですよね。
最終的に硬さ自体はさほど変わりませんでしたが、
ご本人が
「とても楽になった。」
っと言ってくださったので、
まぁそれで良しとします。
「先生、なんで硬かったんですかね?」
と聞かれましたが、
「わかりません。」
と答えました。
負担がかかったから硬いとか、
バランスが崩れていて硬いとか、
挙げればキリがないですが、
どれも正解の可能性はあるし、
逆に言えば、
ぜったいにこれが正解でしたなんていうことは、
わかるはずがありません。
例えば、
すごく脊柱のアライメントが崩れていたとして、
(真っ直ぐではないという意味)
それを真っ直ぐにしたら
筋肉の硬さも解消されたとします。
だからといって、
その結果を経て
“ゆがんでいたから硬くなっていた”
と結論づけて良いのかというと、
そういうわけでもありません。
結果的に変化が出たからといって、
その変化のきっかけとなった事象を
あたかも表面的に出ていた症状(状態)の
原因であったと結論づけてしまうことは、
あまりにも安易過ぎます。
風が吹けば桶屋が儲かるそうですが、
では桶屋が儲かっている時に
いつも風が吹いているのか?
といえばそうではないですし、
風が吹いていなくても
桶屋が儲かっている時もあるでしょうし、
逆に風が吹いていても
桶屋が儲かっていない時はあるでしょう。
そういうことです。
例えば1つの手技をやって改善したからといって、
「この症状の時にはこの手技をやればいいんだ!」
ではなくて、
もう一歩先まで考えてみましょう。
もちろん、私もです。
それでは!
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